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村田製、コマツなどがセンチメントを明るくさせるか

2019/2/1 8:58 FISCO
*08:58JST 村田製、コマツなどがセンチメントを明るくさせるか  1日の日本株市場は、戻り高値水準でのこう着感の強い相場展開になりそうだ。1月31日の米国市場では、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ一時停止の方針や、米中貿易交渉への楽観的な見方が広がったが、前日の大幅上昇の反動もあり、NYダウは小幅に下落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の20825円となり、朝方はこれにサヤ寄せする格好になりそうだ。その後はこう着感が強まる中で、決算を手掛かりとした個別物色になりそうだ。  ファナック<6954>については、下方修正が嫌気されるかにみられたが、米国預託証券(ADR)では底堅い値動きをみせており、指数の下支えとして意識されよう。その他、決算評価では村田製<6981>、コマツ<6301>辺りが主力処では注目されることになる。一方で、任天堂<7974>については、決算内容自体は良好だったが、「ニンテンドースイッチ」の年間の目標販売台数を2000万台から1700万台に引き下げた影響が警戒されそうだ。  その他、米中貿易摩擦の解決を目指す中国は、習国家主席とトランプ米大統領の会談に望みを託していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたと米紙WSJが報じている。中国高官レベルの交渉団は米国に対し、トランプ氏と習氏の会談を設定することを提案していると伝えている。トランプ大統領は、「友人である習国家主席と近い将来に会談するまで、最終的な合意とはならない」とツイッターで述べており、一先ず小康状態といったところであろう。  また、サンバイオ<4592>の急落から個人の投資意欲が冷え込んでいることを警戒しつつも、昨日のマザーズ指数は反発をみせている。自律反発の域ではあろうが、前日の大幅な下げに対するリバウンドをみせたことは安心感につながろう。中小型株についても好決算企業に対しては素直に評価した資金が流入しており、需給懸念がくすぶる中ではあるが、物色意欲は根強いといったところであろう。決算が本格化する中、引き続き決算を手掛かりとした日替わり物色が中心になりそうだ。 《AK》
関連銘柄 5件
4592 東証グロース
965
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 66,227百万円
再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行う。中枢神経系疾患が主な対象。細胞治療薬「SB623」が主要開発品。ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」は日本における条件及び期限付き製造販売承認を取得。 記:2024/10/11
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28