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ハイテク株にはショートカバーの流れが優勢に

2018/11/2 8:34 FISCO
*08:34JST ハイテク株にはショートカバーの流れが優勢に  2日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い先行となろうが、次第にこう着感が強まりそうである。1日の米国市場はトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したことが材料視され、NYダウは連日で200ドルを超える上昇となった。また、AMDが10%超の上昇となるなど、半導体関連が相場をけん引していることもポジティブ視される。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の21765円。円相場は1ドル112円50銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行することになろうが、時間外で決算を発表したアップルが弱含みに推移している。米雇用統計を控えており、発表後の利上げへの思惑等も気掛かりとなる中、日経平均は節目の22000円突破は厳しいだろう。そのため、5日線を支持線とする中で、前日の価格レンジ内での推移になりそうである。  一方で、米半導体株の上昇は支援材料になるため、アップルの決算がアク抜けとの見方として判断が強まるようだと、本日もハイテク株にはショートカバーの流れが優勢になる可能性がある。米中緊張緩和に加えて、米中間選挙も大きな波乱は無いとの見方がされてきており、売り込まれていたハイテク株には買い戻しの流れが次第に強まりやすいとみておきたい。  また、ザラ場に三菱商<8058>、伊藤忠<8001>、丸紅<8002>の決算が予定されている。コンセンサスを上回る内容となるようだと、中国関連への買い戻しも誘い込む流れになりやすいとみておきたい。その他、昨日の中小型株は前場半ば辺りからダレる格好だったが、短期の値幅取り狙いの資金が中心であり、いったん値動きが鈍ると、資金の逃げ足も速い。オプトエレクトロニクス<6664>、ネオス<3627>、ロコンド<3558>といった、強いトレンドが続いている銘柄での日替わり的な物色がしばらく続きそうである。 《AK》
関連銘柄 6件
3558 東証グロース
1,832
11/25 15:30
+2(%)
時価総額 21,044百万円
靴・衣料品通販サイト「ロコンド」を運営。靴の品揃えに強み。ECサイト支援サービス、リーボック事業等も手掛ける。ECモールのマガシーク社買収で取扱高拡大。リーボックはコラボ増やす。物流とIT統合を進める。 記:2024/10/25
3627 東証スタンダード
319
11/25 15:30
+2(%)
時価総額 3,985百万円
aiwa製品等のIoT&デバイス事業、ゲームやAI健康アドバイスアプリ等のライフデザイン事業、AI&クラウド事業を展開。プリペイド決済サービス「ValueWallet」はスーパーなど向け中心に導入図る。 記:2024/10/25
6664 東証スタンダード
247
11/25 15:30
±0(%)
時価総額 1,625百万円
自動認識装置メーカー。国内唯一、バーコード読み取りハネウェルの核となるモジュールエンジンを製造。レーザモジュールで国内トップシェア。海外が約半数。定置式スキャナ製品等が堅調。米特許訴訟は費用継続。 記:2024/11/02
8001 東証プライム
7,540
11/25 15:30
-41(%)
時価総額 11,950,071百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8002 東証プライム
2,389
11/25 15:30
-6.5(%)
時価総額 4,004,869百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8058 東証プライム
2,636.5
11/25 15:30
-10(%)
時価総額 11,017,981百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07