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自律反発意識も戻り待ちの売り圧力を警戒
2018/5/28 8:38
FISCO
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*08:38JST 自律反発意識も戻り待ちの売り圧力を警戒 28日の日本株市場は、引き続き不安定な相場展開になりそうだ。25日の米国市場はまちまちの展開となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円安の22345円だった。25日線が心理的な上値抵抗として意識されやすく、戻り待ちの売り圧力が警戒されやすいところであろう。円相場は1ドル109円50銭台で推移しており、足元での円高傾向も手掛けづらくさせそうだ。 一方で、トランプ大統領は中止を発表した米朝首脳会談について、当初予定通り6月12日に開催される可能性を示唆しており、地政学リスクは後退。先週の下げに対する自律反発も意識されやすく、下値の堅さは意識されやすいところである。また、今週はMSCIのリバランスなどインデックスイベントを控えているため、大きなトレンドは出難いところであろう。その他、週末には米雇用統計を控えており、長期金利の上昇への思惑等も一方向に振れ難い状況に向かわせそうだ。 ただし、24日のシカゴ日経225先物は一時22075円まで下げ幅を拡大する場面をみせていた。これが幻となるとみるよりも、警戒感を残す格好になりやすい。北朝鮮情勢への警戒がくすぶるほか、トランプ政権が自動車・自動車部品に最大25%の関税導入を検討しているなど、貿易戦争への懸念も手掛けづらくさせよう。出来高が膨らみにくい需給状況のなか、ファンド筋による仕掛け的な売買も引き続き警戒する必要がありそうだ。これらの影響を受け難い、中小型株中心の物色が続くとみておきたい。(村瀬智一) 《AK》
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