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本日は決算発表の集中日、決算通過後のアク抜け意識も

2018/5/11 8:45 FISCO
*08:45JST 本日は決算発表の集中日、決算通過後のアク抜け意識も  11日の日本株市場は、引き続き底堅い相場展開になりそうだ。10日の米国市場は、追加利上げ観測が後退するなか、半導体・半導体製造装置や電気通信サービスの上昇が目立った。シカゴ日経225先物清算値が大阪比15円高の22515円となり、日経平均は心理的な抵抗となる22500円を挟んでの底堅さが意識されよう。また、米朝首脳会談が6月12日、シンガポールで開かれることが決まった。米朝会談への期待による地政学リスクの後退なども意識されやすいだろう。  また、昨日は指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>が揃って下落したものの、日経平均は22500円を挟んだ底堅い相場展開となっており、センチメントは明るいだろう。円相場も1ドル109円台で推移していることも安心感につながる。また、国内政治リスクが重石になる可能性がありそうだが、一先ず影響は限られている。  本日は決算発表の集中日となり、800社近くの発表が予定されている。週末要因もあってよりこう着感が強まる可能性も考えられるが、決算通過後のアク抜けも意識されてきそうである。日経平均は緩やかながらもリバウンド基調が継続していることもあり、アク抜けを意識した先回り的な動きも意識されそうである。米半導体株の上昇の波及がみられるようだと、日経平均の押し上げ効果につながるほか、足元で弱含みの動きをみせているソフトバンクGがエヌビディア決算を評価材料として反発してくるかが注目される。(村瀬智一) 《AK》
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