マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
43,870.35
+461.88
暗号資産
FISCO BTC Index
11/22 21:04:35
15,259,057
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

27500円での底堅さ確認、今晩の米株市場に注目

2021/8/18 12:13 FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;27579.84;+155.37TOPIX;1925.98;+10.35 [後場の投資戦略]  本日の日経平均はこれまで見られていた27500円割れの水準での底堅さを確認する流れとなっている。前日の米株市場では、景気敏感株を中心に下落していた一方、米長期金利に目立った動きはなかったが、テスラやフェイスブック、アマゾンなど主力ハイテク株も大きく下げ、ナスダック総合指数は0.92%安とNYダウよりも大きい下落率で続落。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)にいたっては、1.98%安ときつい下げとなっていた。  こうした中、前日のように景気敏感株から値がさのハイテク株まで広く売られるような流れになると、本日の日経平均は下値模索の展開となりうる可能性も想定されただけに心配されたが、実際には日経平均は反発で底堅さを見せた。前日までに4日続落し、600円超も下落していただけに、短期的な戻りを狙った買いにすぎない可能性も否定できないが、8月に入ってから続いている27500円割れの水準での押し目買いの意欲が引き続き確認されたことは安心感を誘う。  物色動向については、前日のSOX指数の大幅安があったなかでもレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>などの一部の半導体関連株は小じっかりとした動きを見せている。また、前日の米株市場では景気敏感株の売りが目立っていたが、AGC<5201>、三井物産<8031>、川崎重<7012>、信越化<4063>など景気敏感株で大きく上げているものも目立つ。そのほか、日本電産<6594>、村田製<6981>、ディスコ<6146>、ソニーG、エムスリー<2413>、富士フイルム、リクルートHDなど、主力どころでも堅調なものが多い。  今晩、米国では7月の住宅建設許可件数、7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表される。足元、米国の景気減速懸念が強まっているなか、住宅建設許可件数の結果が大きく下振れるようなことがあると、敏感に反応しかねないため注意したい。また、量的緩和の縮小(テーパリング)に関する材料はこれまでの過程から既に相当に織り込んでいるとは思われるが、今月26~28日には注目のジャクソンホール会議が予定されており、これを前にテーパリングに関する思惑が相場の重しになっていることは否定できない。7月のFOMC議事録を確認することで、改めて米連邦準備制度理事会(FRB)内の議論を見定めたい。  そのほか、米国では、今晩にエヌビディア、明日にはアプライドマテリアルズと、注目度の高い半導体関連株の決算が予定されている。東エレクの決算は良好だったものの、その後の関連銘柄の株価反応はさえない。米半導関連株の決算を受けて、さらに出尽くし感が強まってしまうのか、それとも反発に転じるのか、注目したい。  さて、夏季休暇入りで参加者が少ないなか、日経平均は引き続き27500円を挟んだ一進一退が続きそうだ。前場は堅調だったものの、すでに同水準を回復しているだけに、後場は上値が重くなりそうだ。一方、本日は中国や香港のアジア市場が堅調に推移していることもあり、下値も支えられそうだ。日経平均27500円割れでは押し目買い、同水準回復後には利益確定売りと、こまめな逆張り戦略が短期的には奏功しそうだ。 《AK》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7012 東証プライム
6,282
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 1,054,886百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04