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日経平均は続落、手控えムードで先物に振らされる場面も

2019/7/17 12:29 FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;21448.18;-87.07TOPIX;1568.89;+0.15 [後場の投資戦略]  本日の日経平均は一時3ケタの下落となり、6月末以来、およそ半月ぶりに21400円を下回る場面があった。7月に入り21500円近辺を下限とするもち合いが続いていただけに、この水準を割り込んだ局面で短期投資家が先物の売りを出したものと考えられる。ただ大きく売り込もうとする動きも乏しく、前引けでは21400円台に位置する75日移動平均線レベルまで値を戻している。東証1部の値下がり銘柄は5割ほどにとどまっており、東証株価指数(TOPIX)は小幅ながらプラスで前場を折り返した。市場のムードが大きく悪化した感はない。  とはいえ、来週から4-6月期決算発表が本格化するのを前に、大方の投資家は引き続き手控えムードのようだ。東証1部売買代金は前日まで10日連続で2兆円割れとなっている。本日も薄商いが続いており、日経平均は先物主導で下に振れる場面が出てきやすいだろう。アスクルが賑わいを見せているように、来週からの決算発表まで個別材料株物色や3-5月期の好決算銘柄の買い直しなどでしのぐ格好となりそうだ。(小林大純) 《HI》