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「戻り一服」売りと押し目買いの攻防
2019/2/15 12:17
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[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;20886.27;-253.44TOPIX;1575.16;-14.65 [後場の投資戦略] 米国の経済減速懸念、政治リスクへの警戒感を背景に米国株が下落し、東京市場でも売り優勢の展開となっている。12-13日の2日間で800円あまり上昇し、節目の21000円台を回復していただけに、目先の戻り一服とみた短期筋の売りが出やすいところだろう。日足チャートでは75日移動平均線が上値抵抗となった格好だが、一方で5日移動平均線レベルでは個人投資家の押し目買いが入っているとの観測がある。12-13日の急ピッチの上昇に乗り遅れ、下押し局面を買い場とみた投資家も多いとみられる。後場の日経平均もこの水準での攻防が続きそうだ。 しかし、前日までに2018年4-12月期決算発表が一巡し、企業業績の面では見直し材料に乏しくなってくる。また、12-13日の株価上昇局面で米政権運営や米中通商協議への楽観的な見方が織り込まれ、短期的にはトランプ氏の強硬発言などによるダウンサイドリスクが大きくなったとも考えられる。市場全体としては外部環境に振らされる場面が続きそうで、決算を受けた銘柄選別がより重要となりそうだ。(小林大純) 《AK》
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