マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,085.80
-375.12
暗号資産
FISCO BTC Index
4/27 5:52:29
10,095,070
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は4日続伸、景気敏感株にも買い広がるなか後場トヨタ決算

2020/11/6 12:19 FISCO
*12:19JST 日経平均は4日続伸、景気敏感株にも買い広がるなか後場トヨタ決算  日経平均は4日続伸。262.07円高の24367.35円(出来高概算5億8000万株)で前場の取引を終えている。  5日の米株式市場でNYダウは4日続伸し、542ドル高となった。大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が獲得選挙人数を拡大したため、想定より早く結果が判明するとの期待が高まった。また、連邦公開市場委員会(FOMC)では予想どおり金融緩和策の維持が決まった。パウエル連邦準備理事会(FRB)議長が一段とハト派姿勢を強めたこともあり、長期にわたり大規模緩和が維持されるとの見方が強まった。本日の日経平均は円高を嫌気して29円安からスタートしたものの、米株高を支援材料としてプラス転換。引けにかけて一時24375.44円(270.16円高)まで上昇し、終値ベースのバブル崩壊後高値(24270.62円、2018年10月2日)を上回る場面があった。  個別では、前日にストップ高比例配分となったエーザイ<4523>が7%を超える上昇。前日の決算発表銘柄では任天堂<7974>やダイキン<6367>が買われており、本日後場の取引時間中に決算発表が控えているトヨタ自<7203>も堅調ぶりが目立つ。その他売買代金上位ではファーストリテ<9983>などがしっかり。また、BEENOS<3328>などが東証1部上昇率上位に顔を出し、日本アG<3751>やアルペン<3028>はストップ高水準での買い気配が続いている。一方、ソフトバンクG<9984>は出資する中国アリババ集団の決算を受けて軟調。ソニー<6758>やキーエンス<6861>は利益確定売り優勢となっている。SUMCO<3436>は決算が嫌気されて3%超の下落。また、古河電工<5801>などが東証1部下落率上位に顔を出している。  セクターでは、鉄鋼、機械、海運業などが上昇率上位で、その他も全般堅調。不動産業、医薬品の2業種のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の63%、対して値下がり銘柄は33%となっている。  米大統領選を巡っては、なお開票が続く接戦のネバダ州をバイデン氏が制すことができれば当選へ大きく近づくことから、「バイデン大統領、ねじれ議会誕生」の線が一段と強まってきたと受け止められているようだ。共和党のトランプ陣営が法廷闘争に持ち込む構えを見せており、なお情勢は流動的な印象も受けるが、「バスに乗り遅れてはいけない」とのムードが醸成されているのだろう。なにせコロナショック後の戻り相場でファンド勢は売り向かい、6月ごろには多くの運用者が敗北を認めざるを得ない状況になってしまった。もちろん主要中央銀行による大規模な金融緩和で空前のカネあまりとなっていることも大きく影響しているだろう。  前日の当欄で今回のFOMCの重要性を述べたが、パウエル氏は会見で量的緩和を拡充する可能性をも示唆した。メディアでの取り扱いは大統領選の影に隠れがちとなってしまっているが、新型コロナウイルス再拡大や政治の停滞が懸念されるなか、追加緩和への期待が市場心理を支える役割を果たしていると考えられる。  ただ、個別株の物色動向としては前日と異なる動きも見られ、週末を前にグロース(成長)株に利益確定の売りが出る一方、景気敏感株に買いが入っている。共和党上院のマコネル院内総務が年内にも追加経済対策を承認する必要があるなどと述べたことが手掛かりだろう。日経平均がバブル崩壊後の戻り高値水準まで上昇し、出遅れ銘柄に投資資金が向かいやすい面もあると考えられる。  こうしたなか、本日は後場の取引が始まってすぐの12時45分にトヨタ自が2021年3月期上期(20年4-9月)決算を発表、同50分から説明会を開催する予定となっている。第1四半期決算では大方の予想に反し黒字を確保し、収益力の強さを印象付けた。ただ、株価はPBR(株価純資産倍率)1倍レベルまで上昇するともみ合いで推移してきた。なお、上期営業利益の市場予想コンセンサスは3000~4000億円程度、通期では1兆2000億円程度(現在の会社計画は5000億円)とみられる。景気敏感株の先行きを占ううえで今回の決算と株価反応にも注目しておきたい。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 13件
3028 東証プライム
2,067
4/26 15:00
+4(%)
時価総額 80,381百万円
スポーツ用品店チェーン最大手。「スポーツデポ」、「ゴルフ5」、「アルペン」を全国展開。405店舗展開。シューズ関連、競技スポーツ用品は売上増。取り扱い強化でアウトドアアパレルは堅調。24.6期2Qは増収。 記:2024/04/15
3328 東証プライム
2,065
4/26 15:00
-13(%)
時価総額 27,539百万円
越境EC会社。リユース品の買取・販売やライセンス契約によるキャラクターグッズの販売も事業領域。バリューサイクル部門は大幅増収。高級ブランドバッグなど高単価商品が売上牽引。24.9期1Qは2桁増収。 記:2024/03/04
3436 東証プライム
2,383.5
4/26 15:00
+104(%)
時価総額 834,642百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
966
9/24 15:00
±0(%)
時価総額 26,820百万円
測量など空間情報事業や、メガソーラーを中心とするグリーンエネルギー事業、森林活性化事業を展開。シティインデックス社によるTOB成立で、子会社化。空間情報事業や森林活性化事業好調で、1Qは大幅営業増益。 記:2021/08/05
4523 東証プライム
6,240
4/26 15:00
-19(%)
時価総額 1,850,578百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
5801 東証プライム
3,338
4/26 15:00
+38(%)
時価総額 235,886百万円
国内電線大手。光ファイバ・ケーブルで世界トップ。リチウムイオン電池材料やHDD用アルミ基板でも世界首位級。地中埋設管「エフレックス」を100%再生材化。情報通信ソリューションが伸び悩み、3Q累計は足踏み。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
21,160
4/26 15:00
+760(%)
時価総額 6,202,292百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6758 東証プライム
12,770
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 16,104,017百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
69,610
4/26 15:00
+5,030(%)
時価総額 16,929,709百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
3,510
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 57,265,604百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
7,649
4/26 15:00
+243(%)
時価総額 9,933,680百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10