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日経平均は反落、半導体セクターへの物色継続を注視

2019/3/22 12:14 FISCO
*12:14JST 日経平均は反落、半導体セクターへの物色継続を注視  日経平均は反落。45.83円安の21563.09円(出来高概算6億5120万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式相場では、NYダウは反発し、ナスダック指数は大幅に5営業日続伸となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)発表を受けて投資家のリスク選好姿勢が強まる側面もあったが、DRAM半導体需要の減速に対応するため生産及び設備投資の削減を発表したマイクロンや25日の動画ストリーミングサービス発表イベントへの期待からアナリストの評価引き上げが観測されたアップル株がけん引役となり、ハイテク株全般に買いが広がった。なお、シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の21415円。本日の東京市場は、半導体関連中心に買いが先行したが、エーザイ売りが波及した医薬品セクターが大幅安となり、寄付き後に日経平均はマイナスに転じた。中国株をはじめとしたアジア市場の動向もまちまちとなっており、指数はじりじりとレンジを切り下げた。  セクターでは、医薬品が3%を超える下落となったほか、空運業、銀行業、保険業などがさえない動きになった。個別では、前日に米バイオジェンと開発中のアルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」について、臨床試験を中止すると発表したエーザイ<4523>がストップ安売り気配となったほか、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めに慎重な姿勢を強めていることからメガバンク株にも金利低下圧力を嫌気した売りが入った。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>やソニー<6758>のほか、アステラス製薬<4503>、大塚ホールディングス<4578>、塩野義製薬<4507>などが値下がり寄与上位に並んだ。一方で、東京エレクトロン<8035>やソフトバンクG<9984>などが相場を下支えした。  市場想定通り政策金利が据え置かれたFOMCでは、インフレ圧力の緩和や経済成長の後退を受けて19年度の利上げ見通しをゼロに引き下げたほか、米国債などの資産縮小は9月に終了する方針を明らかにした。公表されたFOMC声明には「労働市場は依然強い、雇用の伸びも堅調」、「委員会は引き続き経済活動の拡大が持続すると予想」との見解が含まれているが、雇用の伸びが鈍化した場合、利下げ観測が急浮上しやすい相場状況となっており、ドル円の上値はかなり重くなる可能性が意識されている。また、足元の米商品先物取引委員会(CFTC)における円売りのヘッジファンドによるショートポジションの積み上がりを受けたアンワインド(巻き戻し)への市場の警戒感も強まって来よう。  需給面では、期末要因に伴う貸株返済による買い戻しや配当再投資に絡んだ買い需要等から、目先は本格的に日本株が売り込まれる流れは見込まれにくいものの、週末要因も背景に前場で下落した銘柄への積極的な押し目買いは入りにくい状況だろう。そんななか、前場時点で動意をみせた半導体セクターの大型株から小型株のほか、好業績銘柄の一角への物色が継続するかどうかが後場のセンチメントを左右してくるとみられる。(雲宮 祥士) 《AK》
関連銘柄 8件
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4507 東証プライム
2,094.5
11/22 15:30
+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
4578 東証プライム
8,910
11/22 15:30
-42(%)
時価総額 4,970,319百万円
大塚製薬、大鵬薬品工業などを傘下に収める持株会社。抗精神病薬「レキサルティ」、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」などが主要製品。ポカリスエットで知名度高い。医療関連事業では新製品等による事業領域の拡大図る。 記:2024/08/19
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17