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日経平均は続伸、自律反発は一巡し中小型株物色で幕間つなぎへ

2018/7/25 12:19 FISCO
*12:19JST 日経平均は続伸、自律反発は一巡し中小型株物色で幕間つなぎへ  日経平均は続伸。100.35円高の22610.83円(出来高概算6億株)で前場の取引を終えている。  24日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反発し、197ドル高となった。複数の構成銘柄が好決算を発表して堅調に推移した。ナスダック総合指数は小反落したが、アルファベット(グーグル)などの上昇が目立った。円相場は1ドル=111円台前半と下げ渋っているが、本日の東京市場では米株高を好感した買いが先行し、日経平均は83円高からスタートした。朝方は中国・人民元相場や上海総合指数の動向を見極めたいなどとの思惑から伸び悩む場面も見られたが、その後一時22645.66円(135.18円高)まで上昇し、3ケタの上昇で前場を折り返した。  個別では、信越化<4063>が4%近く上昇し、日経平均を約15円押し上げた。米国に塩化ビニール樹脂の新工場を建設するなどと報じられており、本日発表が予定される決算に期待する向きもあったようだ。ファナック<6954>やコマツ<6301>といった中国関連株は前日に続き買い優勢。その他売買代金上位では三井住友<8316>、ソニー<6758>、東海カーボ<5301>などが堅調で、エーザイ<4523>は急反発。トヨタ自<7203>は小幅高となった。また、業績上方修正のブロドリーフ<3673>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、ファーストリテ<9983>が3日続落し、任天堂<7974>やソフトバンクG<9984>は小安い。第1四半期決算を発表した三菱自<7211>は3%超下落した。セクターでは、非鉄金属、鉄鋼、パルプ・紙などが上昇率上位。反面、陸運業や水産・農林業など6業種が小幅に下げた。  日経平均は前日に続き3ケタの上昇となっているが、23日の下落分(300円安)を埋め切れておらず、自律反発の域を出ないだろう。金融株の買い戻しや中国関連株の物色には一巡感があり、アジア市場では上海総合指数が小反落していることから、一段の上値追い材料には乏しい。また、本日は米欧首脳会談が控えており、自動車関税について議論される見込み。米中・米欧の貿易摩擦への警戒感も上値の重さにつながるだろう。前日に指摘したとおり、22600円近辺に位置する5日移動平均線レベルで目先の戻りは一服しそうだ。  信越化などで決算を先取りする動きも見られるが、本日から決算発表が本格化するとあって主力企業は積極的に手掛けづらい。このため、ブロドリーフのような個別材料株や電気自動車(EV)関連のテーマ株など、値動きの軽い中小型株に幕間つなぎ的な物色が向かっているようだ。ただ、明日からは決算を受けた主力企業の個別物色中心の相場展開が想定される。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 13件
3673 東証プライム
694
11/27 15:30
±0(%)
時価総額 67,941百万円
モビリティ産業向けソフトウェアの開発・販売等を行う。クラウド版業務支援ソフトウェア「.cシリーズ」、電子帳簿保存法対応ソフトウェア等を手掛ける。ストック売上比率は8割超。クラウドサービスは対象業種が拡大。 記:2024/08/23
4063 東証プライム
5,548
11/27 15:30
-112(%)
時価総額 11,105,387百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4523 東証プライム
4,618
11/27 15:30
-1(%)
時価総額 1,369,546百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
5301 東証プライム
908.9
11/27 15:30
-13(%)
時価総額 204,451百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
6301 東証プライム
4,083
11/27 15:30
-99(%)
時価総額 3,976,070百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6758 東証プライム
3,018
11/27 15:30
+35(%)
時価総額 18,841,670百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
3,973
11/27 15:30
-205(%)
時価総額 3,954,800百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,571
11/27 15:30
-96.5(%)
時価総額 40,608,912百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7211 東証プライム
403.9
11/27 15:30
-20.2(%)
時価総額 601,925百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7974 東証プライム
8,527
11/27 15:30
+218(%)
時価総額 11,073,930百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
3,580
11/27 15:30
-19(%)
時価総額 14,049,825百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9983 東証プライム
51,190
11/27 15:30
-260(%)
時価総額 16,289,733百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,981
11/27 15:30
+137(%)
時価総額 13,202,025百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17