マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,860.31
+123.74
暗号資産
FISCO BTC Index
11/27 19:25:28
14,208,375
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は3日続伸、出遅れセクターにも物色広がるが外需に一抹の不安

2018/7/17 12:18 FISCO
*12:18JST 日経平均は3日続伸、出遅れセクターにも物色広がるが外需に一抹の不安  日経平均は3日続伸。127.11円高の22724.46円(出来高概算7億2000万株)で前場の取引を終えている。  16日の米国市場でNYダウは44ドル高と3日続伸した。決算が好感された銀行株や航空機のボーイングなどが買われた。反面、原油先物相場の下落が重しとなったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3日ぶりに反落するなど高安まちまちだった。連休明けとなる東京市場では日経平均が8円高と小動きでスタートしたが、円相場が朝方からやや弱含みとなっていたことが支援材料となり、寄り付き後は上げ幅を3ケタに広げ堅調に推移した。金融株や自動車株といった出遅れ感の強いセクターに資金が向かった。  個別では、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで12日続伸したほか、トヨタ自<7203>、東海カーボ<5301>、武田薬<4502>などがしっかり。レーティング引き上げ観測の任天堂<7974>は買いが先行した。中小型株では前週末にストップ高を付けたGunosy<6047>が商いを伴って大幅続伸。また、中期経営計画が評価されたタマホーム<1419>や好決算のパソナ<2168>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、安川電<6506>が5%超安と大幅続落し、ファナック<6954>、キーエンス<6861>、SMC<6273>といった設備投資関連株も下げが目立つ。ジャスダック市場のハーモニック<6324>が受注減速を受けてストップ安を付け、関連銘柄にも売りが波及したようだ。ファーストリテ<9983>は小安い。セクターでは、ゴム製品、パルプ・紙、食料品などが上昇率上位で、その他も全般堅調。鉱業や石油・石炭製品など5業種が下落した。  日経平均は前週末に節目として意識される25日移動平均線を大きく上抜け、短期的には直近の戻り高値水準である23000円回復に期待する向きが多いようだ。前週は株価指数先物の買い戻し、指数寄与度の大きいソフトバンクGやファーストリテの株価上昇が相場全体をけん引する格好だったが、これまで出遅れ感の強かった金融株や自動車株にも物色の裾野が広がりつつある。本日は引き続き軟調な展開となっている新興市場の中小型株なども、決算発表シーズンを前に出遅れ感を手掛かりとした幕間つなぎ的な物色が向かう可能性があるだろう。  ただ、安川電など設備投資関連株の株価急落は海外景気の先行きへの不安を映す。これから本格化する4-6月期決算発表とともに、外需セクターでは米中貿易摩擦の影響なども徐々に明らかとなるだろう。決算発表を挟みセクター間の優勝劣敗がより明確となる展開も想定しておきたい。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 14件
1419 東証プライム
3,650
11/27 15:30
-40(%)
時価総額 107,514百万円
注文住宅の建築請負が主力。木造ローコスト住宅に強み。リフォームや戸建分譲、マンション販売、オフィス区分所有権販売、エネルギー事業等も。注文住宅のシェア拡大が成長戦略の軸。既存営業エリアの深耕を図る。 記:2024/08/09
2168 東証プライム
1,945
11/27 15:30
-12(%)
時価総額 81,087百万円
人材派遣、委託・請負などを行うHRソリューションが主力。海外人材サービス、子育て支援事業、介護事業、地方創生事業等も手掛ける。ベネフィット・ワンは全株売却。BPO専門領域の事業拡大などに取り組む。 記:2024/10/25
4502 東証プライム
4,093
11/27 15:30
-39(%)
時価総額 6,511,709百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5301 東証プライム
908.9
11/27 15:30
-13(%)
時価総額 204,451百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
6047 東証プライム
696
11/27 15:30
-24(%)
時価総額 16,870百万円
情報キュレーションサービス「グノシー」、KDDIとの協業アプリ「ニュースパス」等の運営を行う。業務支援特化・生成AIサービス「ウデキキ」等も。グノシーはユーザー数横ばい。事業運営コストの改善進める。 記:2024/10/29
6273 東証プライム
65,030
11/27 15:30
-2,040(%)
時価総額 4,381,006百万円
空気圧制御機器メーカー。方向制御機器や駆動機器、空気圧補助機器、温調機器等の製造・販売を行う。空気圧機器で世界トップシェア。豊富な品揃えなどが強み。千葉県柏市の新技術センターは25年9月に完成予定。 記:2024/10/04
1,873
11/27 15:30
+12(%)
時価総額 180,398百万円
減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
6506 東証プライム
4,010
11/27 15:30
-111(%)
時価総額 1,069,427百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6861 東証プライム
64,000
11/27 15:30
-1,580(%)
時価総額 15,565,312百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
3,973
11/27 15:30
-205(%)
時価総額 3,954,800百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,571
11/27 15:30
-96.5(%)
時価総額 40,608,912百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,527
11/27 15:30
+218(%)
時価総額 11,073,930百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9983 東証プライム
51,190
11/27 15:30
-260(%)
時価総額 16,289,733百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,981
11/27 15:30
+137(%)
時価総額 13,202,025百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17