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内需からの資金シフトによって日経平均のリバウンド基調持続

2018/4/13 12:13 FISCO
*12:13JST 内需からの資金シフトによって日経平均のリバウンド基調持続  日経平均は反発。111.41円高の21771.69円(出来高概算8億2000万株)で前場の取引を終えた。シリア情勢の緊張緩和やトランプ大統領が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への復帰を検討するよう指示したことが材料視された12日の米国市場の上昇が支援材料となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円高の21810円をつける中、これにサヤ寄せする格好から買いが先行した。  また、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>の決算評価の流れが日経平均を押し上げる格好。SQに絡んだ売買についても、225型、TOPIX型いずれも買い越しだった。SQ値については概算で21853.92円となり、一時21917.35円まで上昇してSQ値をクリアしている。セクターでは海運、銀行、証券、鉄鋼、非鉄金属、機械が上昇。半面、サービス、小売、医薬品、食料品が利食い優勢。  日経平均は買い一巡後はこう着感が強まっており、5日線レベルでの攻防をみせている。ファーストリテ<9983>は次第に利食い優勢となり、SQ値(21853.92円)も下回っていることから、週末モードに入りやすいところである。また、米国ではJPモルガン、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ等の金融機関の決算が予定されている。そのため、この決算に対する市場反応を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい。  その他、シリア情勢の緊張が和らいでいるとはいえ、積極的にオーバーウィークのポジションを取りにいく動きも限られよう。15日には北朝鮮・故金日成氏誕生日が控えていることも手掛けづらくさせそうだ。とはいえ、安川電<6506>は買い一巡後は売り買いが交錯しているものの、同社の決算を受けて、省力化や設備投資関連への波及もみられており、内需からの資金シフトによって日経平均のリバウンド基調持続が意識される。(村瀬智一) 《AK》
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