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日経平均は大幅続伸、一段の上昇には材料が欲しいところ

2018/2/19 12:19 FISCO
*12:19JST 日経平均は大幅続伸、一段の上昇には材料が欲しいところ  日経平均は大幅に続伸。288.76円高の22009.01円(出来高概算6億2000万株)で前場の取引を終えた。ザラバでの22000円回復は7営業日ぶり。16日の米国市場ではNYダウが小幅ながらも6営業日続伸となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の21875円だった。この流れを引き継ぐ格好から、買いが先行しており、21900円を回復した日経平均は、その後もじりじりと上げ幅を広げている。ただし、22000円回復後は同水準でのこう着をみせている。  セクターではゴム製品を除いた32業種が上昇しており、卸売、その他金融、倉庫運輸、非鉄金属、水産農林が2%を超える上昇。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1900を超えており、全体の9割を超える全面高商状となった。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>など値がさ株が指数を押し上げている。  日経平均は22000円を回復したことから、一部のテクニカル指標は陽転シグナルを発生させている。円相場は1ドル106円10銭台と円高に振れて推移しているが、薄商いの中を先物主導で上昇しているため、警戒している動きはみられていない。週明けの米国市場はプレジデンツデーの祝日で休場となるため海外勢のフローは限られているため、薄商いの中を先物主導のインデックス買いで大きく動きやすい面もある。一方で、ロシア疑惑問題などへの警戒も高まらない状況のようである。とはいえ、節目の22000円回復でいったんは達成感が意識されやすく、自律反発の範囲内であろう。ここからの一段の上昇には材料が欲しいところである。  物色としては指数インパクトの大きい値がさ株を睨みながらとなるが、足元の急落等でイレギュラー的に下げていた銘柄も多く、その中で業績を改めて評価する動きなどが意識されそうだ。(村瀬智一) 《AK》
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