為替市場ではドル高円安のトレンドが続いており、ドル円は3月頭の1ドル115円水準から現在7月後半には138円まで円安が進行しています。日本企業の2022年度業績予想の為替前提は115円程度が多くを占め、海外売上高比率が高い企業などでは業績が会社予想を上振れする可能性が高くなっています。ただし市場からの注目度が高い企業については、円安による利益の上振れは既に株価に織り込まれている可能性もあります。今回は個人投資家クマタロウさんに、円安メリットが大きく利益の上振れが期待され、また業績上振れが株価には織り込まれていない可能性が高い銘柄を発掘するためのスクリーニング方法を伺いました。
1、本当は海外売上高比率で銘柄を絞ることができれば良いのですが、今のところフィスコのスクリーニング項目に海外売上高比率はないので、海外売上高比率が高い企業が多いと思われる業種を選択。具体的には業種選択で機械、電気機器、輸送用機器、精密機器を選択します。
2、市場の注目度が高い大型株では円安による利益上振れが既に株価に織り込まれている可能性もあります。これを避けるために中型サイズの銘柄を選ぶようにします。具体的には時価総額を500~3,000億円とします。
3、直近で株価が強く推移している銘柄は、利益上振れの期待が既に大きくなっている可能性があります。これらを避けるために、株価については一目均衡表の雲より下にある銘柄を選ぶようにします。
7月も後半になり、3月決算企業の第1四半期決算の発表シーズンとなりました。円安により利益の上振れが大きいと思われる企業を予め買い持ちしおくことで、好決算が示された場合には、株価の大きな上昇が期待できるかもしれません。
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