インフレ退治を進めるべく米連邦準備制度理事会(FRB)は7月27日政策金利を0.75%引き上げました。6月会合に続く0.75%幅での利上げで、これで政策金利の誘導目標は2.25~2.5%になりました。一方、中長期の景気見通しが反映されやすい米10年国債利回りは、インフレによる実質所得減少、政策金利引き上げによる景気後退懸念拡大により、6月中旬に3.5%程度まで上昇した後、ピークアウトし7月27日現在では2.7%台まで低下しています。
この長期金利の低下を受けて、それまで弱く推移していたナスダック総合指数はトレンドに変化が生じています。6月半ばには11,000ポイントを割っていた指数が、7月27日現在では12,000ポイントを回復しました。ナスダック市場はITハイテク銘柄の構成比が大きく、このトレンドが続くのであれば日本株においてもハイテク銘柄を中心に期待がもてます。昨年末からハイテク銘柄は売られ、バリュエーションはかなり低下しています。長期の視点ではDX、IoTの進展により半導体関連ハイテク企業は成長が続くと思われ、これら優良ハイテク銘柄を選ぶためのスクリーニングをご紹介します。
条件設定は下記の通りです。
1、過年度の業績推移から未来においても着実な成長が期待される企業を選ぶため、過去5年の売上高平均成長率を10%以上とします
2、営業利益についても過去5年の平均成長率を10%以上に設定します
3、ハイテク関連の銘柄が選ばれるようにするため業種選択にて機械、電気機器を選択
4、グローバルハイテク市場の拡大とともに成長が期待される世界的ハイテク企業を選ぶため時価総額は3000億円以上で設定
5、期待できる成長性に照らし合わせるとバリュエーションに割安感が感じられる企業を選ぶため株価は今期予想PER15倍以下に設定
このスクリーニング結果を見るのはこちらから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://web.fisco.jp/platform/screening?recommend=recommend-analyst-x-3
クラブフィスコ会員(無料)には、株式投資に不可欠なマクロ視点での投資戦略、アナリスト一押しの銘柄情報、有名投資家の銘柄発掘法(スクリーニング)の新着リリースなどのお知らせをお届けします。