マーケット
5/20 15:15
39,069.68
+282.30
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/20 19:36:48
10,462,350
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

Defiプロジェクト「RenVM」【フィスコ・暗号資産コラム】

2020/10/6 10:58 FISCO
*10:58JST Defiプロジェクト「RenVM」【フィスコ・暗号資産コラム】 2020年5月にローンチされたRenVMは、Ethereum上でrenBTCというBTCのステーブルコインを発行するプロトコルである。BTCのステーブルコインのうち7割超のシェアを占めている、2019年2月にローンチしたwBTCと比べると、renBTCは後発ながらも順調にシェアを拡大しており、第2位の座につけている。 renBTC の価格は、BTC価格とほぼ連動している。wBTCとrenBTCの9月の価格推移を比較すると、wBTCは0.98~1.03BTCで推移する一方、renBTCは0.96~1.04BTCで推移しており、振れ幅に大きな差は認められない。 renBTCは、RenVMにBTCを担保として預けることで生成される。renBTCはスマートコントラクトによって分散型の仕組みで発行される。BitGoが中央集権型のカストディとして機能するwBTCとは対照的であるが、Ethereum上にBTCのステーブルコインを発行するという役割は同じである。 RenVM上で発行されているrenBTCは総額2.4億ドル、供給量は22,226枚である。wBTCとの比較感では、RenBTCは大手CeFi取引所への上場が限られており、また(Uniswapよりは)Curve Financeでの取引が大きいのが特徴である。一日当たりの取引量はRenBTCが約800万ドルに対してwBTCが約5,700万ドルと7倍の開きがある(9月29日時点、CoinGeckoより)。一方、RenBTCの作成にかかる手数料は0.1%であり、wBTCの0.25%よりも安い。 《HH》