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【注目銘柄ダイジェスト】:東邦HDが急伸、ディスコが大幅続落

2024/6/25 16:43 FISCO
*16:43JST 【注目銘柄ダイジェスト】:東邦HDが急伸、ディスコが大幅続落 <9793> ダイセキ 3670 +110 大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は4400円としている。今期の減益ガイダンスを受けて株価は大きく調整したが、来期以降には増益基調に回帰するとみられ、今後の株式市場の再評価を想定しているようだ。半導体業界回復によるリサイクル製品拡販で収益性が改善すること、ダイセキ環境で高収益コンサル案件が安定して獲得できることなどを、業績回復要因と捉えているもようだ。 <4680> ラウンドワン 809 +17 買い優勢。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断「オーバーウェイト」を継続し、目標株価を1490円から1700円にまで引き上げた。主力の米国収益拡大持続に加え、新規高級日本食レストラン事業デリシャスの26年3月期からの収益化により、ピーク利益更新局面と分析している。デリシャスの営業損益予想は、25年3月期10億円の赤字、26年3月期5億円の黒字、27年3月期27億円の黒字と想定している。 <8031> 三井物産 7446 +51 反発。1493万3400株の海外売出を実施すると発表している。売出人は三井住友海上火災と三井住友銀行。受渡期日は6月27日で、売出価格は7136円に決定している。需給面への影響懸念が先行しているものの、現在は上限4000万株の自己株式取得を実施中であり、あくまで短期的な影響にとどまるとの見方に。なお、本日は大和証券が投資判断「1」継続で、目標株価を8500円から9700円に引き上げてもいる。 <7630> 壱番屋 1105 +11 下げ渋ってもみ合い。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は10.9億円で前年同期比13.7%減となり、据え置きの通期予想52億円、前期比10.3%増に対して低調なスタートとなっている。国内既存店売上高が堅調推移となった一方、食材などの仕入価格の上昇、人件費・物流費などの販管費増加も重しとなっている。ただ、4月26日安値水準を割り込まずに下げ渋り、目先の悪材料出尽くし感が強まる形に。 <8227> しまむら 7565 +85 大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表している。営業利益は146億円で前年同期比0.3%増、ほぼコンセンサス通りの水準だが、会社計画は10億円程度上振れているもよう。しまむら業態の値入率改善などで粗利益率が上振れたもよう。サプライズは限定的だが安心感にはつながっているようだ。また、6月の月次動向も発表しており、既存店売上高は前年同月比3.7%増、婦人のアウター衣料と肌着が売上を伸ばしたもよう。 <3333> あさひ 1538 +10 反落も急速に切り返す。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は36.7億円で前年同期比0.6%増となっている。OMOの基盤強化や修理メンテナンス需要の取り込みなどが奏効して増収増益に。据え置きの通期計画は55億円で前期比12.0%増であり、増益率をみると、ややスロースタートになった印象。ただ、最需要期の第1四半期決算が堅調推移となったことから、買い安心感は強まる状況でもあるようだ。 <6146> ディスコ 59700 -3500 大幅続落。本日は同社のほか、KOKUSAI、東京精密、レーザーテック、芝浦メカ、東京エレクなど、半導体製造装置関連銘柄が下落率上位に多く名を連ねている。前日の米国市場では、エヌビディが6%超の下落と大幅に3日続落、利益確定売りに押される展開となっている。それに伴い、SOX指数も3%超の下落、ナスダック指数の下落も目立っており、国内半導体関連の連れ安を誘う形になっている。 <6460> セガサミーHD 2373.5 +98.5 大幅反発。UBS証券では投資判断を「バイ」、目標株価を3170円としてカバレッジを開始している。ゲーム事業の良好な見通しやパチンコ・パチスロ事業における前年比ハードルの低下、バリュエーション面での割安感などを高評価しているもよう。ゲーム事業は今期からの3年間で営業利益倍増を予想、遊技機事業も業界全体の追い風に乗って目先安定的な推移が続くと想定しているようだ。 <8129> 東邦HD 4169 +419 急伸。前日に提出された大量保有報告書によると、シンガポールの投資会社である3Dインベストメント・パートナーズの保有比率が5.06%と、大株主に浮上したことが明らかになっている。保有目的は、純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこととしている。企業価値向上施策に対するプレッシャーの高まりなどが意識される状況とみられる。 <4404> ミヨシ油脂 1507 +159 急伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の8.3億円から22.4億円、前年同期比3.9倍に、通期では13.7億円から27.7億円、前期比16.8%増に引き上げ。適正な販売価格の確保や景気回復による需要の高まりで、主力製品の拡販が想定以上に進捗しているもよう。原材料相場の安定推移なども支援に。実質下半期は据え置きの形であり、さらなる上振れも想定される状況のようだ。
関連銘柄 10件
3333 東証プライム
1,511
11/21 15:30
+11(0.73%)
時価総額 39,650百万円
大型自転車専門店「サイクルベースあさひ」を全国展開。1949年創業。電動アシスト自転車専門店などコンセプトストアも展開。FC含む店舗数は530店舗超。シティサイクルの取り扱い開始でリユース事業の拡大図る。 記:2024/10/05
4404 東証スタンダード
1,448
11/21 15:30
+5(0.35%)
時価総額 14,925百万円
1921年創業の油脂素材メーカー。マーガリン、ショートニングなどが主力製品。工業用油脂製品、界面活性剤製品等も。食用加工油脂の生産量で国内トップクラス。グリセリンは化粧品用などの高品質製品の拡販図る。 記:2024/08/13
4680 東証プライム
1,007
11/21 15:30
-2(-0.2%)
時価総額 290,183百万円
屋内型複合レジャー施設「ラウンドワン」の運営等を行う。アミューズメント部門の売上高比率が高い。クレーンゲーム専門店の運営等も。米国はスポッチャ収入が好調。新サービス開発や海外の新規出店などに注力。 記:2024/06/18
6146 東証プライム
42,380
11/21 15:30
+70(0.17%)
時価総額 4,590,474百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
2,622.5
11/21 15:30
-63.5(-2.36%)
時価総額 632,623百万円
セガ、サミーが2004年に経営統合して誕生した持株会社。ゲームコンテンツ等のエンタテインメントコンテンツ事業が主力。遊技機事業等も。総還元性向50%以上が基本方針。コンシューマ分野等への投資進める。 記:2024/06/29
7630 東証プライム
1,011
11/21 15:30
+1(0.1%)
時価総額 161,386百万円
カレーハウス「CoCo壱番屋」を直営・FCで全国展開。ハウス食品G本社傘下。海外はアジアと北米を軸に開拓。国内外で1450店舗超。客数堅調。海外も米国等好調。価格改定で原材料高こなす。新業態の展開も。 記:2024/10/22
8031 東証プライム
3,270
11/21 15:30
-6(-0.18%)
時価総額 9,899,555百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8129 東証プライム
4,294
11/21 15:30
+81(1.92%)
時価総額 328,195百万円
大手医薬品卸会社の東邦薬品を中核とする持株会社。調剤薬局事業、医薬品製造販売事業等も手掛ける。仕入先は約1100社。取引先は11万軒超。卸売事業及び調剤薬局事業の変革、顧客支援ビジネスの進化等に注力。 記:2024/07/04
8227 東証プライム
7,661
11/21 15:30
-348(-4.35%)
時価総額 565,589百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24
9793 東証プライム
3,820
11/21 15:30
+30(0.79%)
時価総額 194,820百万円
産業廃棄物処理大手。廃油や廃酸、廃アルカリなど液状廃棄物処理に実績。子会社に土壌汚染対策のダイセキ環境ソリューション。27.2期売上高745億円目標。土壌汚染処理関連事業は高付加価値案件の受注拡大図る。 記:2024/10/24