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【注目銘柄ダイジェスト】:インソースが急伸、東エレクが続落

2022/7/26 16:22 FISCO
*16:22JST 【注目銘柄ダイジェスト】:インソースが急伸、東エレクが続落 <6629> Tホライゾン 559 -61 急落。前日に第1四半期決算を発表。営業損益は5.4億円の赤字で、前年同期比で1.9億円の損益悪化となった。買収企業の寄与で売上は増加しているものの、部品価格の高騰、営業活動強化を目的とした経費増、連結範囲変更に伴う人員及びのれん償却費の増加などが響いた。通期では前期比倍増となる15億円の黒字予想を変更していないが、計画達成に対する不透明感が強まる状況となっている。 <1605> INPEX 1440 +46 大幅反発。25日のNY原油先物市場では、WTI先物9月限が先週末比で2.1%の上昇となった。ロシアの国営ガス大手ガスプロムが天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」を通じて送るガス供給量を半減させると表明。供給不安の強まりによる需給ひっ迫が改めて意識される形となっている。本日の東京市場ではスプレッド拡大期待から石油関連銘柄が全般買われている。 <3038> 神戸物産 3730 +205 大幅続伸。前日に6月の月次動向を発表。単体売上高は前年同月比14.9%増、営業利益は同20.3%増となり、営業増益率は22年10月期に入って最大となっている。「業務スーパー」店舗への商品出荷における既存店増収率も同様に今期最大に。利便性の高い冷凍野菜が好調に推移したほか、行動制限の緩和などによって大容量商材やイベント需要の高い鶏肉加工品が伸長した。 <6479> ミネベア 2343 -47 大幅続落。野村證券は投資判断「ニュートラル」継続で、目標株価を3000円から2400円に引き下げている。スマホ用カメラアクチュエータのシェア低下の可能性、アナログ半導体事業の収益ピークアウトなどから業績予想を下方修正した。とりわけ、24年3月期、25年3月期は、スマホ用カメラアクチュエータとアナログ半導体におけるアジア企業との競争し烈化を想定、連続営業減益を見込んでいる。 <8035> 東エレク 44520 -500 続落。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に、目標株価も64000円から48000円に引き下げた。メモリのファンダメンタルズ悪化ペースが急激であること、ロジックの調整の深さ・長さに不確実性があることなどを考慮。最終需要減速に対応した半導体の生産・在庫調整、設備投資カットはこれからスタートする見通しのため、装置株には慎重なスタンスとしている。 <3635> コーエーテクモ 4730 -165 大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は117億円で前年同期比19.9%増益となり、上半期計画130億円、同20.8%減に対して好進捗となっている。ただ、株価が高値圏にある中で、経常利益が前年同期比半減となっていることをネガティブ視の動きが先行。営業外でデリバティブ評価損57億円が発生したことが経常大幅減益の背景。なお、投資ポートフォリオは見直しが進んでいるもようだ。 <7739> キヤノン電子 1661 +86 大幅反発。前日に上半期決算を発表、営業利益は26億円で前年同期比12.1%減となったが、4-6月期は16億円で同42.4%増となった。ミラーレスカメラ向けシャッターや絞りユニットなどカメラ部品の生産回復が反映されている。未定としていた上半期末配当金は前年同期比5円増の30円としている。第1四半期大幅減益決算が強くネガティブ視された経緯もあり、順調な収益回復傾向の確認で買い安心感が強まった。 <6200> インソース 2632 +332 急伸。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は24.4億円で前年同期比40.7%増となり、通期予想は従来の26億円から32.2億円に上方修正した。講師派遣型研修事業において高単価の民間研修およびDX研修の実施回数が増加したほか、eラーニング・動画販売事業も堅調に推移したもよう。上半期までの推移から業績上振れ期待は高かったとみられるが、売り先行場面では押し目買いが優勢となった。 <6999> KOA 1936 +245 急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は26.8億円で前年同期比39.0%増となり、上半期計画は従来の31億円から50億円に、通期では64億円から98億円、前期比71.3%増にそれぞれ上方修正している。為替の円安に加えて、製品ミックスや原価の改善などが収益上振れ要因に。上半期末、期末ともに配当計画を引き上げ、年間配当金は従来計画比10円増の50円としている。 <6619> WSCOPE 1994 +276 急伸。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期経常利益は従来予想の13億円から35億円に、12月期通期では40億円から60億円に引き上げた。21年12月期は34億円の赤字。民生系、車載系用途ともに主要顧客の需要が安定して伸長し販売数量が上振れ、為替の円安も収益押し上げ要因に。営業外でも為替評価差益が発生するもよう。第1四半期実績が5.4億円であったため、足元での収益水準の拡大がインパクトに。
関連銘柄 10件
1605 東証プライム
2,005
11/22 15:30
+25(1.26%)
時価総額 2,524,568百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
3038 東証プライム
3,580
11/22 15:30
+29(0.82%)
時価総額 979,488百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24
1,641
11/22 15:30
+0.5(0.03%)
時価総額 551,535百万円
コーエー、テクモの経営統合によって誕生した持株会社。信長の野望シリーズ、無双シリーズなどゲーム・モバイルコンテンツの開発等を行う。IP事業は三国志・戦略版が収益貢献。アミューズメント施設は売上順調。 記:2024/10/28
6200 東証プライム
1,058
11/22 15:30
+27(2.62%)
時価総額 90,187百万円
講師派遣型研修事業が主力。公開講座事業やITサービス事業、eラーニング・動画販売等も。取引先は製造業や官公庁関連など4万5000組織超。講師派遣型研修事業は中堅企業中心に民間企業の研修実施回数が順調。 記:2024/06/28
6479 東証プライム
2,435.5
11/22 15:30
-44.5(-1.79%)
時価総額 1,040,156百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6619 東証プライム
327
11/22 15:30
-2(-0.61%)
時価総額 18,031百万円
リチウムイオン二次電池用セパレータの製造、販売を行う。イオン交換膜事業等も手掛ける。売上構成比は車載向けが6割超。欧米、アジア地域のEV用電池メーカーなど新規顧客開拓図る。製品競争力の強化等にも注力。 記:2024/07/28
6629 東証スタンダード
339
11/22 15:30
-1(-0.29%)
時価総額 7,140百万円
電子黒板、書画カメラ等の販売を行う映像&IT事業が主力。業務用車載器やFA関連機器等の販売を行うロボティクス事業も展開。アセアン地域での事業拡大などグローバル化を加速。ロボティクス事業では経費削減図る。 記:2024/07/28
6999 東証プライム
998
11/22 15:30
-6(-0.6%)
時価総額 40,399百万円
1940年創業の電子部品メーカー。長野県上伊那郡に本社。固定抵抗器で世界シェアトップクラス。温度センサ、ヒューズ、バリスタ等も手掛ける。海外売上比率は7割超。高電圧検出用デバイダーの売上拡大に注力。 記:2024/09/02
7739 東証プライム
2,497
11/22 15:30
-17(-0.68%)
時価総額 105,391百万円
ドキュメントスキャナーや業務用ハンディターミナル、カメラ関連製品等の開発・生産等を行う。キヤノン傘下。宇宙関連製品や医療関連製品、業務用生ごみ処理機等も。超小型人工衛星の事業化に向けた準備を進める。 記:2024/08/22
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07