マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
38,225.66
+322.37
暗号資産
FISCO BTC Index
5/3 17:42:35
9,121,858
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

【注目銘柄ダイジェスト】:三井物産が大幅続伸、コーセーが急落

2022/5/6 16:26 FISCO
*16:26JST 【注目銘柄ダイジェスト】:三井物産が大幅続伸、コーセーが急落 <8031> 三井物産 3386 +194 大幅続伸。2日の取引時間中に決算を発表、その後は乱高下の末にやや軟化する展開だったが、本日はポジティブ視する動きが優勢に。22年3月期純利益は9147億円で前期比2.7倍となった一方、23年3月期は8000億円で同12.5%減を見込む。足元の市況動向からみると業績見通しは保守的との見方が強まったほか、発行済み株式数の3.1%に当たる5000万株、1000億円の自社株買いも期待以上との見方も。 <2489> ADWAYS 913 +126 急伸で年初来高値を更新。2日に第1四半期の決算を発表、営業利益は6.6億円で前年同期比20.0%増益、前四半期比でも29.2%増益となっている。通期予想も従来の11億円から14.2億円に上方修正、マンガアプリを展開する広告主からの需要が増加したほか、台湾におけるブランド広告主向けブランディング広告も好調のもよう。年間配当金も従来計画3.69円から5.49円にまで引き上げている。 <6809> TOA 773 +70 急伸で年初来高値を更新。2日に22年3月期決算を発表、営業利益は21.6億円で前期比5.8%減益となり、従来計画の25.5億円を下振れる着地に。一方、23年3月期は29億円で同34.3%の大幅増益見通しとしている。さらに中期計画において株主還元施策を強化、年間配当金は前期の20円から40円に引き上げるとしている。中計における業績数値目標としては、26年3月期営業利益45億円を目指すとしている。 <4523> エーザイ 5657 -78 急反落。4日に22年3月期の業績修正を発表、営業利益は従来予想の780億円から535億円に下方修正した。アルツハイマー病治療薬のアデュカヌマブに係る販売権の評価を見直した結果、減損損失80億円を計上するほか、在庫評価損の同社負担分165億円を販管費に計上する。市場予想はほぼ会社計画水準であった。一過性のコスト計上に対する警戒感はあったもようだが、大幅下方修正をマイナス視する動きに。 <6920> レーザーテック 17365 -965 大幅反落。東京市場連休中に開催された米FOMCでは想定通りに0.5%の利上げが決定されたが、FRB議長会見を受けて今後の0.75%利上げ観測は後退、4日の米国市場は大幅上昇となったものの、前日は一転して急反落した。FRBの引き締めペースでの高インフレ抑制は困難との懸念が強まり、長期金利が再上昇、売り圧力となった。米長期金利の上昇を警戒して、同社を筆頭とするグロース株は総じて売り優勢の展開に。 <9101> 郵船 9810 +20 続伸。22年3月期経常利益が1兆円規模になったとの観測報道が伝わった。なお、会社計画は前期比4.3倍の9300億円。海上物流の需給逼迫によるコンテナ船運賃の高止まり、為替の円安・ドル高進行などが上振れの背景。国内海運業では過去最高の利益水準となったもよう。サプライズは限定的とみられるが、グロース株の先行き不透明感が続くなか、バリュー株の代表銘柄として素直にポジティブ視する動きが優勢となった。 <7915> NISSHA 1521 +132 急伸。クレディ・スイス証券は投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も1620円から3000円にまで引き上げている。ディバイスでのコストコントロールに加え、事業ポートフォリオの組み替えによる収益体質の改善は株価に織り込まれておらず、PER水準は割安とみている。22年12月期営業利益は会社計画115億円を上回る132億円を予想している。 <9501> 東京電力HD 530 +74 急伸で年初来高値を更新。岸田首相が前日にロンドンで講演し、「資産所得倍増プラン」の開始などを表明。この中で、「既存の原発1基が再稼働すれば年間100万トンの液化天然ガス供給と同じ効果がある」と再度述べており、安全を確保した原発の有効活用を図る方針を示している。これを受けて、あらためて原発再稼働による収益力の回復を期待する見方が優勢となっているようだ。 <2768> 双日 2069 +88 大幅反発。2日の取引時間中に22年3月期決算を発表。純利益は823億円で前期比3倍の水準となり、従来計画の800億円をやや上回った。期末配当金も従来計画58円から61円に引き上げ。23年3月期純利益は850億円で同3.2%増と、連続増益の見通し。また、市況前提などは保守的との見方が優勢となりつつあるほか、年間配当金は前期比6円増配となる112円としており、利回り妙味なども意識された。 <4922> コーセー 12550 -1180 急落。同社の他に資生堂<4911>も大幅安となるなど、化粧品の一角が安い。米エスティ・ローダーが3日に第3四半期決算を発表。1-3月期売上高は市場予想を下回り、通期業績予想を下方修正している。中国ロックダウンの影響などを反映したものとみられる。つれて、株価はここ3営業日で7.2%の大幅安となっている。国内化粧品メーカーにも警戒感が波及する展開となっているようだ。
関連銘柄 11件
2489 東証プライム
406
5/2 15:00
-36(-8.14%)
時価総額 17,054百万円
アフィリエイト広告サービスが柱。ゲーム・マンガ広告に強み。アドプラットフォーム事業は売上増。アフィリエイト広告は金融関連のクライアントからの需要が増加。23.12期通期は小幅増収。24.12期は増収計画。 記:2024/02/13
2768 東証プライム
4,325
5/2 15:00
+46(1.08%)
時価総額 1,082,548百万円
総合商社。航空機関連、自動車関連に強み。24.3期3Q累計は自動車関連の利益が後退。航空機関連も足踏み。不動産売却益、のれん益を計上も及ばず。ただ石炭市況悪化が想定内に。通期純益計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/09
4523 東証プライム
6,545
5/2 15:00
-4(-0.06%)
時価総額 1,941,031百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
4911 東証プライム
4,268
5/2 15:00
-86(-1.98%)
時価総額 1,707,200百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
4922 東証プライム
8,259
5/2 15:00
-41(-0.49%)
時価総額 500,438百万円
化粧品国内大手。コスメデコルテ、雪肌精、エスプリーク、ファシオなど有力ブランド多数。高級スキンケアに定評。新商品の寄与等でタルトの売上は過去最高。23.12期通期は増収。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/04/16
6809 東証プライム
1,221
5/2 15:00
+53(4.54%)
時価総額 42,170百万円
業務用音響機器とセキュリティ機器の専門メーカー。非常用放送設備で国内トップシェア。ウィーン国立歌劇場に納入実績。日本は工場、交通市場向けなどで売上増。24.3期3Qは大幅増益。通期利益予想を上方修正。 記:2024/04/16
6920 東証プライム
40,670
5/2 15:00
+920(2.31%)
時価総額 3,834,612百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
7915 東証プライム
1,680
5/2 15:00
-22(-1.29%)
時価総額 85,438百万円
フィルムタッチセンサや加飾フィルムに強み。医療機器も。24.12期はタッチセンサ需要の底入れを想定。昨年12月に連結化した医療機器向け部品の米社も上乗せ。新中計では26.12期に営業益150億円を目指す。 記:2024/04/15
8031 東証プライム
7,681
5/2 15:00
+123(1.63%)
時価総額 12,231,739百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
9101 東証プライム
4,285
5/2 15:00
-39(-0.9%)
時価総額 2,186,057百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
972.8
5/2 15:00
+23.8(2.51%)
時価総額 1,563,307百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。フュエル&パワー部門は黒字転換。燃料費調整制度の期ずれの影響が好転。営業費用減少。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/25