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【注目銘柄ダイジェスト】:花王が大幅続伸、キヤノンが大幅反落

2022/4/21 16:19 FISCO
*16:19JST 【注目銘柄ダイジェスト】:花王が大幅続伸、キヤノンが大幅反落 <7751> キヤノン 3046 -68 大幅反落。22年12月期純利益が前期比約2割増の2500億円前後になる見通しとの観測報道が伝わっている。会社側計画の2450億円を上回るもよう。半導体露光装置や監視カメラが想定よりも伸びるようだ。ただ、輸出比率が高く、ドルに対する1円の円安は40億円の営業増益要因とされており、期初の想定為替レートが1ドル=112円であることから、上振れ幅は想定よりも限定的との見方が先行しているようだ。 <6326> クボタ 2318 +45 大幅続伸。発行済み株式数の1.0%に当たる1150万株、200億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は4月21日から12月15日まで、株主還元策の一環として1株当たりの価値を向上させていくことを取得目的としている。前回の自社株買いは21年12月にかけて上限200億円の取得実績となっている。当面の需給改善期待、着実な株主還元策の充実などを好材料視する動きが優勢に。 <4452> 花王 5235 +177 大幅続伸。前日に米消費財大手のP&Gが決算を発表。1-3月期業績は市場予想を上回り、通期売上高見通しを引き上げた。収益予想も従来予想レンジ内の着地見通し。これによって前日の株価は2.7%の上昇となっており、同社など国内関連銘柄の買い安心感にもつながったようだ。また、ブラックロック・ジャパンの保有比率が6.25%から7.27%に上昇したことが明らかになったことも買い材料視されたもよう。 <9501> 東京電力HD 468 -21 大幅反落。LNGなど発電用燃料価格の上昇が大手電力の経営を直撃していると報じられている。燃料費の増減分を一定の範囲内で価格転嫁できる制度の上限に達する大手電力が増えてきているなか、円安の加速で燃料調達費はさらに膨らむ見通しで、収益環境は今後も厳しさを増すとみられている。同社に関しては相対的に上限まで余裕があるようだが、日経平均採用銘柄では4月の上昇率が突出しており、利食い売りにつながる形へ。 <5938> LIXIL 2280 +129 大幅続伸。一部住宅用建材のメーカー希望小売価格を22年7月1日より改定すると発表している。建築資材全般の供給不足や高騰が継続し、屋根材に使用する鋼材においても同様に調達価格が上昇を続け、企業努力のみで対応することが困難になっていることを反映。石付鋼板屋根「T・ルーフ」を10-20%程度引き上げるようだ。材料高による先行き懸念で株価の調整が続いていたなか、見直しの動きへとつながっているもよう。 <4506> 住友ファーマ 1137 +48 大幅続伸。大和証券は投資判断を「4」から「3」に格上げ、目標株価は1100円としている。米国でのラツーダ後発品の発売後、赤字転落の可能性が高まってきたとし、その後の回復も大塚製薬と提携した新薬の開発動向などに左右されるとみている。ただ、株価が下落したことで目標株価との乖離が縮小したことを考慮。足元で株価は一段安となっていたこともあり、買い戻しの動きも優勢となってきているようだ。 <6617> 東光高岳 1566 +76 大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表。22年3月期営業利益は従来予想の33億円から46億円、前期比36.0%増にまで引き上げ。半導体や電子部品の調達遅延に伴うスマートメーター取替工事への影響が一部解消されているほか、中小型変圧器などの売上増なども上振れの背景となっているもよう、第3四半期決算時にも従来の27億円から33億円に上方修正しており、再度の大幅上方修正がインパクトに。 <3928> マイネット 555 +43 急伸。Web3領域における初のサービスとして、22年4月20日からゲームサービス事業でNFT販売を開始すると発表している。グループ会社のマイネットゲームスおよび業務提携先であるGaudiyが共同で、マイネットグループの自社IPコンテンツを使用して実施していくもよう。第一弾として『ファルキューレの紋章』を対象に実施するが。今後は累計80本以上の他タイトルでもNFT販売を広く横展開していく計画。 <3810> サイバーS 514 +80 ストップ高比例配分。プレステ4で初のオンラインクレーンゲームとなる「ネットキャッチャー ネッチ」を運営している株式会社ネッチを完全子会社化すると発表。株式譲渡実行日は4月20日となるもよう。ネッチの21年7月期売上高は4億円、純損失1.1億円であり、取得価額は非開示としている。シナジー効果によるオンラインクレーンゲームの競争力強化につながるとの期待が先行へ。
関連銘柄 9件
3810 東証スタンダード
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11/22 15:30
-5(-2.39%)
時価総額 2,763百万円
「オンラインクレーンゲーム・トレバ」などのオンラインゲーム事業が主力。音響制作、声優プロダクションのエンターテインメント事業も。トレバは海外展開、新規コンテンツの拡充に注力。コスト削減を継続的に実施。 記:2024/10/25
3928 東証スタンダード
347
11/22 15:30
+5(1.46%)
時価総額 2,933百万円
ゲームのタイトル買取・長期運営を中心に事業展開。運営タイトルに「龍が如く ONLINE」、「モバプロ2レジェンド」など。累計運営タイトル数は80本超。新規事業では「ファンタジースポーツ」の拡大に注力。 記:2024/08/05
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(0.16%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4506 東証プライム
609
11/22 15:30
-2(-0.33%)
時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
5938 東証プライム
1,769.5
11/22 15:30
+11.5(0.65%)
時価総額 508,448百万円
住宅設備機器メーカー大手。トステム、INAX、新日軽等が統合して誕生。水廻り設備や金属製建材に強み。住宅窓サッシで国内トップシェア。リフォーム関連製品は売上順調。循環型素材「レビア」の拡販等に取り組む。 記:2024/06/11
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(0.55%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6617 東証プライム
2,036
11/22 15:30
+18(0.89%)
時価総額 33,138百万円
東京電力系の電気機器メーカー。高岳製作所、東光電気が経営統合。受変電・配電用機器、スマートメーター等を手掛ける。EV急速充電器で国内販売台数トップ。EV急速充電サービス「aimaCHARGE」を投入。 記:2024/10/05
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
+61(1.22%)
時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
558.8
11/22 15:30
-2.2(-0.39%)
時価総額 898,002百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13