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【注目銘柄ダイジェスト】明治HDが急伸、シスメックスは急落

2018/11/8 18:04 FISCO
*18:04JST 【注目銘柄ダイジェスト】明治HDが急伸、シスメックスは急落 <3436> SUMCO 1697 +66 大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表している。7-9月期営業利益は231億円で前年同期比2.0倍、今回初めて開示された10-12月期見通しは209億円で同57.7%増となっている。実績値、見通しともに市場予想を上回る内容になり、供給過剰によるウエハー価格下落への懸念は後退する形に。信越化学<4063>の決算を受けて同社への期待感も高まっていたが、一段と安心感を高めさせるものとなっている。 <8358> スルガ銀 590 +80 大幅続伸。上半期最終損益が900億円程度の赤字になる見通しとの観測が報じられる。審査書類の改ざんなど不正融資に伴い投資家とのトラブルに発展したシェアハウス向け融資で、貸倒引当金を大幅に積み増すもようだ。従来は120億円の黒字を見込んでいた。ただ、損失規模の不透明感がやや払しょくされたことで、6月末時点の自己資本が3200億円超あることからも、短期的な悪材料出尽くし感が先行する形になっている。 <2269> 明治HD 8360 +650 急伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は438億円で前年同期比2.9%減益となったが、第1四半期の同19.0%減に対して減益幅は縮小した。市場予想を30億円程度上回ったとみられる。また、通期予想は995億円から1010億円に上方修正、市場コンセンサスは会社計画下振れであったため、想定外の上振れとなる形に。食品事業の下期収益回復、新規連結子会社の収益貢献などが背景に。 <6869> シスメックス 6688 -1161 急落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は285億円で前年同期比1.8%増益、従来計画の295億円を下回った。4-6月期の同11.3%増益に対して7-9月期は同5.8%減益となっている。通期予想も620億円から590億円に想定外の下方修正となった。買い替えサイクルの長期化などを背景に、主に国内及びEMEA地域の売上が想定を下回っているようだ。 <6479> ミネベア 1770 +61 急反発。前日に上半期決算を発表、営業利益は339億円でほぼ従来計画を達成した。通期予想は据え置きだが、純利益のみ上方修正となっている。サプライズは乏しいが、スマホ下振れが懸念されていたなかで安心感も先行へ。また、ユーシン<6985>との経営統合も発表、自動車向けプレゼンスの高まりや工場の相互活用などシナジー効果が期待される展開に。なお、ユーシンもTOB価格985円にさや寄せで急伸となっている。 <7832> バンナムHD 4570 +435 急反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は439億円で前年同期比25.7%増となり、従来計画の290億円を大きく上振れ。4-6月期の同14.6%増に対して7-9月期は同34.7%増と増益率が拡大、市場予想も50億円強上回っている。利益率が高いトイホビー事業の好調が収益増をけん引している。通期予想は据え置いているものの、大幅な上振れを織り込む動きが先行する形に。 <6544> JESHD 2050 +350 年初来高値。前日に上半期の決算を発表、営業利益は7.7億円で前年同期比45.5%増となり、従来予想の5.8億円を大幅に上振れて着地した。大手百貨店やスーパーなどの新規大口顧客の獲得をはじめとする保守契約台数の堅調な推移が業績上振れの背景に。通期予想も従来の16億円から18.5億円に上方修正している。また、未定としていた配当金は年間12円と発表、株式分割を考慮すると実質5円の増配となる。 <6800> ヨコオ 1547 +263 急騰。前日に上半期の決算を発表、営業利益は13.2億円で前年同期比0.6%増益となり、従来予想の12.5億円を上回った。自動車向けアンテナが国内外で伸長するなど車載通信機器が堅調に推移したほか、電子タバコ向けスプリングコネクタなど無線通信機器の好調も寄与したもよう。通期計画は据え置いているものの、年間配当金は従来予想の22円から26円に引き上げている。 <7915> NISSHA 2054 +172 急反発。前日に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は64.3億円で前年同期比43.9億円増、前四半期比90.8億円増となった。上半期は赤字決算であったものの、累計では19.6億円の黒字となっている。スマホ向け需要の拡大がけん引する形でデバイス部門が全体をけん引した。スマホ販売の不透明感による影響懸念が払しょくされる形に。また、70万株を上限とする自社株買いの実施発表もポジティブ視。 <6444> サンデンHD 997 -285 急落で下落率トップ。前日に上半期の決算を発表、営業利益は0.8億円で前年同期比95.7%の大幅減益となった。通期予想は従来の70億円から30億円に下方修正、自動車機器事業において、アジア・中国・欧州における主要顧客向けの販売が減少した。年間配当金も20円予想から無配に転落見通しとしている。第1四半期が2ケタ増益と順調スタートだったため、ネガティブなインパクトが大きい。
関連銘柄 12件
2269 東証プライム
3,299
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 968,121百万円
牛乳・乳製品、菓子、食品の製造・販売等を行う明治が中核の持株会社。ヨーグルトやチョコレート、プロテインで国内トップシェア。医薬品事業も。総還元性向50%以上目安。食品部門では高付加価値商品の投入図る。 記:2024/08/05
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(0.36%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(0.95%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
6444 東証スタンダード
157
11/22 15:30
+1(0.64%)
時価総額 17,536百万円
カーエアコン用コンプレッサー、空調室内ユニット等の製造・販売を行う自動車機器事業を展開。カーエアコン用コンプレッサーは世界シェアトップクラス。群馬県伊勢崎市に本社。熱マネジメントシステムの販売を強化。 記:2024/10/10
6479 東証プライム
2,435.5
11/22 15:30
-44.5(-1.79%)
時価総額 1,040,156百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
2,743
11/22 15:30
+4(0.15%)
時価総額 244,311百万円
独立系エレベーターメンテナンス会社。国内主要メーカーの各機種に対応。コスト競争力などが強み。リニューアル工事等も手掛ける。配当性向40%以上目安。国内保守契約台数は10万台超。ビル管理会社への営業を強化。 記:2024/06/29
6800 東証プライム
1,530
11/22 15:30
+30(2%)
時価総額 36,490百万円
独立系車載アンテナメーカー。1922年創業。半導体検査用ソケットやプローブカード、電子機器用微細コネクタ等も手掛ける。超微細精密加工技術が強み。今下期にベンチャーエコシステム向け新製品の量産開始を見込む。 記:2024/06/11
6869 東証プライム
3,177
11/22 15:30
+45(1.44%)
時価総額 1,999,518百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は8割超、世界中に展開。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの等が伸長。手術支援ロボット拡大。 記:2024/06/30
6985 東証1部
984
8/2 15:00
±0(0%)
時価総額 33,251百万円
自動車電装品メーカー。キーセットや電動ステアリングロックなどに強み。住宅機器も手掛ける。タイ子会社の会計に問題が生じ、19.12期1Q決算の発表を延期。ミネベアミツミによるTOBは成立、上場廃止の見込み。 記:2019/06/06
3,142
11/22 15:30
-2(-0.06%)
時価総額 2,073,720百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
7915 東証プライム
1,686
11/22 15:30
+11(0.66%)
時価総額 85,743百万円
IMD、転写箔、蒸着紙等を手掛ける産業資材が柱。フィルムタッチセンサー、低侵襲医療用手術機器等も。1929年創業。京都府京都市に本社。旧社名は日本写真印刷。産業資材事業では生産性、効率性の改善進む。 記:2024/10/12
8358 東証プライム
991
11/22 15:30
-7(-0.7%)
時価総額 195,365百万円
静岡県東部地盤の地銀。神奈川県にも多くの店舗を有す。投資用不動産ローンや住宅ローンに強み。クレディセゾンと資本業務提携。貸出金は復調傾向。中計の26年3月期純益目標を110億円から135億円に上方修正。 記:2024/08/17