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【注目銘柄ダイジェスト】第一生命は想定外の自社株買いで急伸、シャープは大幅続落

2015/5/18 17:26 FISCO
*17:26JST 【注目銘柄ダイジェスト】第一生命は想定外の自社株買いで急伸、シャープは大幅続落 <8750> 第一生命 2197.5 +210 急伸。先週末に決算を発表、実績純利益は1425億円で前期比83%増益、修正計画並みの水準となった。一方、今期は1610億円で同13%増益の見通し、市場予想をやや上回ったようだ。順調な決算に加えて、今期は前期の28円に対して35円配当とする増配予想であるほか、発行済み株式数の0.83%に当たる1000万株の自社株買い実施発表と、株主還元策の強化をポジティブに捉える動きが先行。とりわけ、自社株買いに関しては市場の想定外でインパクトが大きいとの見方も。 <8306> 三菱UFJ 911.8 +39.9 買い優勢。先週末は、総額1000億円規模の自社株買いを行う方針を決めたと報じられて大引けにかけ急伸の展開となった。引け後には、決算発表と同時に上限1000 億円の自社株買いを正式発表。15年3月期は2 回目の自社株買いとなり、総還元率は40%超となっている。また、新中計では、ROE目標の引き上げとともに、EPSも3年間で15%以上の増加目標としている。営業純益の成長率イメージは10数%とされているため、継続的な自社株買い実施が想定されることになっている。短期的な材料出尽くし感も強まらずに続伸の展開へ。 <4502> 武田薬品 6067 -159 大幅反落。先週末に決算を発表、前期営業損益は1293億円の赤字、今期は1050億円の黒字に転換する見通し。アクトスの訴訟和解費用計上が赤字転落の主因、ほぼ想定線での着地となった。一方、今期の市場予想は1850億円程度の黒字、想定よりも収益回復が鈍い見通しであることをマイナス視している。また、モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、アクトスの和解やMLN9708のフェーズ3成功など2 つの期待イベント達成で出尽くし感とも指摘。 <6298> ワィエイシイ 868 +150 上昇率トップ。前週末に決算を発表、今期の連続大幅増益見通しが評価材料になっている。前期営業利益は7.9億円で前期比84.3%増益、先の上方修正値水準に着地した。工業計器、制御通信システム分野および加熱処理装置分野が好調であったもよう。一方、今期も12億円で同52.5%の増益見通し。四季報予想の8億円などを大きく上回る水準となっている。 <6753> シャープ 169 -17 続落。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も270円から145円に引き下げている。決算に対する市場の注目点は、構造改革の内容と会社計画の整合性であったが、139%希薄化リスクをカバーする成長へのコンビクションが見えないなど、16年度以降の中期成長力に関して疑問が残ったと指摘。先週末は40円や60円への目標株価引き下げの動きが相次いだが、引き続き、希薄化を織り込む展開につながっているようだ。 <4100> 戸田工業 373 -54 急落で下落率トップ。先週末に決算を発表、営業利益は9.1億円で従来予想の10億円を下回る着地となった。第3四半期累計では11.2億円であたっため、1-3月期は2億円超の赤字となっている。今期予想は12億円で前期比32%増と、収益回復は続く予想となっているが、四季報予想は18億円の水準であり、市場の期待値は大きく下振れへ。独BASFとの提携効果などで業容拡大期待は高かったもようだ。 <5802> 住友電工 1845 +130 大幅反発。先週末に決算を発表、前期営業利益は1345億円で前期比12%増益となり、従来予想の1250億円を上回る着地となった。今期は1500億円で同12%増益の見通し。ほぼ市場コンセンサス並みの水準となっている。前期末配当金は13円予想から18円に引き上げ、年間配当金は前期比で8円の増配となる。今期も年間で5円の増配を計画と、順調な業績動向に加えて、株主還元の拡充策などを評価する動きも優勢に。 <4047> 関東電化 850 +52 急伸。先週末に発表した決算内容が好感されている。前期営業利益は46億円で前期比3倍強の水準となり、第3四半期決算時に大幅上方修正した従来予想の41億円も上回る格好となっている。また、今期は60億円で同30%増益の見通し、四季報予想の45億円などを大きく上回っている。年間配当金も今期は3円増配の6円を計画。 <6925> ウシオ電機 1840 +70 大幅反発。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1500円から2400円に引き上げている。中計目標として18.3期ROE8%以上が掲げられており、営業増益に資産売却益や自己株式取得などを組み合わせて達成を目指すとしているもよう。三菱UFJでは、ROE達成に向けた経営陣のコミットメントは高いと判断しており、株主還元の強化策には持続性があるとしているようだ。なお、会社側では120万株を上限とする自社株買いの実施を5月11日に発表している。 <6273> SMC 36300 -675 反落。先週末に決算を発表、前期営業利益は1277億円で前期比21%増益、従来計画の1200億円を上回る着地に。今期は1330億円で同4%増益の見通し、市場予想の1390億円はやや下回る格好だが、保守的との評価になっている。業績推移は順調だが、市場の期待が高かった自社株買いの発表を見送っており、一部ではネガティブサプライズとの見方もある。配当性向に関しても引き上げ幅は小幅にとどまる格好に。なお、ゴールドマン・サックス(GS)では業績計画に上振れ余地大として、目標株価を41000円にまで引き上げ。
関連銘柄 10件
4047 東証プライム
981
9/27 15:00
+21(2.19%)
時価総額 56,453百万円
化学品メーカー。無機製品や有機製品、苛性ソーダ等の基礎化学品に加え、半導体用や液晶用のフッ素特殊ガスや電池材料の精密化学品、キャリヤーを製造、販売する。今期3Q累計は精密化学品の販売数量が伸び悩んだ。 記:2024/04/13
4100 東証スタンダード
1,824
9/27 15:00
+11(0.61%)
時価総額 11,125百万円
金属化合物素材メーカー。磁性粉末材料や顔料、環境材料の機能性顔料と、磁石材料や誘電体材料等の電子素材を提供する。二次電池正極材も手がける。今期3Q累計は機能性顔料の需要回復が遅れた。電子素材も足踏み。 記:2024/04/14
4502 東証プライム
4,163
9/27 15:00
-82(-1.93%)
時価総額 6,587,011百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5802 東証プライム
2,446.5
9/27 15:00
+31(1.28%)
時価総額 1,942,377百万円
国内最大の電線メーカー。自動車用ワイヤハーネスに強み。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて自動車用ハーネスが好調。電力ケーブルも伸長。生産性改善や物流効率化も効いて増収増益に。4Qに有証売却益を計上へ。 記:2024/04/12
6273 東証プライム
67,290
9/27 15:00
+2,690(4.16%)
時価総額 4,533,260百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
2,275
9/27 15:00
+17(0.75%)
時価総額 22,202百万円
HD・FPD・半導体関連装置などを製造・販売。24.3期3Q累計はFPD関連が低調。だが人工透析器が伸長。米ライナス社向け毛髪関連試作機の売上計上もあり増収増益に。ライナス向け毛髪関連機器の新会社を設立。 記:2024/04/11
6753 東証プライム
963.7
9/27 15:00
+35.7(3.85%)
時価総額 626,797百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6925 東証プライム
2,073
9/27 15:00
+5.5(0.27%)
時価総額 222,848百万円
産業用光源メーカー。半導体製造用露光装置や映画館用映像装置、医療・環境・宇宙開発向けなども。映画館向け光源が堅調。だが液晶関連装置や露光装置などが足踏み。新中計では31年3月期に売上高を2000億円超目標。 記:2024/07/24
1,451
9/27 15:00
-30.5(-2.06%)
時価総額 19,272,175百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
3,734
9/27 15:00
-3(-0.08%)
時価総額 3,851,057百万円
第一生命保険を中核とする持株会社。第一フロンティア生命保険、アイペット損害、ベネフィット・ワンなども傘下に持つ。既存進出国の資本効率改善などに取り組む。中期経営計画では27.3期ROE10%程度目標。 記:2024/08/30