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22日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で5日続伸、不動産と金融に買い

2022/3/22 17:49 FISCO
*17:49JST 22日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で5日続伸、不動産と金融に買い 22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比6.18ポイント(0.19%)高の3259.86ポイント(上海A株指数は0.19%高の3416.64ポイント)と小幅ながら5日続伸した。 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。李克強・首相が主宰した21日の国務院(内閣に相当)常務会議では、景気下支えのため、金融支援を強化する方針が改めて示された。中国人民銀行(中央銀行)は先週、主導的な金融政策を実施し、新規融資の適度な増加を促す方針を明らかにしている。ただ、全体として上値は重い。インフレ高進の警戒感がくすぶっている。ロシアとウクライナの停戦交渉が長引く中、ロシアは石油やガス、希少金属、穀物などの主要輸出国なだけに、西側諸国の対露制裁による商品相場の混乱が危ぐされた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、不動産の上げが目立つ。金地集団(600383/SH)と新城控股集団(601155/SH)がそろって4.1%安、保利地産(600048/SH)が3.3%安で引けた。 金融株も高い。興業銀行(601166/SH)が2.9%、中国農業銀行(601288/SH)が1.7%、中国平安保険(601318/SH)と中国太平洋保険(601601/SH)がそろって1.6%ずつ上昇した。エネルギー株、素材株、公益株、海運株なども買われている。 半面、ハイテク株はさえない。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が3.9%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.9%安、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.0%安で取引を終えた。空運株、医薬品株、消費関連株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が前日と同じ277.01ポイント、深センB株指数が5.59ポイント(0.53%)安の1050.39ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》