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9日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で3日続伸、消費関連に買い

2022/2/9 16:50 FISCO
*16:50JST 9日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で3日続伸、消費関連に買い 9日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比27.32ポイント(0.79%)高の3479.95ポイント(上海A株指数は0.79%高の3646.86ポイント)と3日続伸した。 中国経済対策の期待感が持続する流れ。中国人民銀行(中央銀行)は8日、保障性賃貸住宅(中低所得者向け住宅)向け融資に関し、「制限対象に含まない」とする声明を発表している。人民銀は昨年1月、不動産デベロッパー向け融資を一定水準まで減らすよう市中銀行に指示していたが、緩和に舵を切った格好だ。当局はこのところ、インフラプロジェクトの加速など景気テコ入れスタンスを鮮明化している。政府系ファンドの買い支え期待も根強い。「国家隊」と呼ばれる中国の政府系資金が8日午後、本土株式マーケットを買い支えた——との観測が流れるなか、安く推移していた指数は引け際にプラス圏を回復した。ただ、当局関連者の話として、この情報は事実ではないとも伝わっている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、消費関連の上げが目立つ。乳製品グループ大手の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が3.3%高、白酒最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.1%高、ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(601633/SH)が2.6%高、家電メーカーの海爾智家(600690/SH)が1.5%高で引けた。そのほか、エンターテインメントの文投HD(600715/SH)がストップ高。同社が製造するバッジやペンダントなど北京冬季オリンピック関連グッズの販売増が期待された。 発電株も高い。華能国際電力(600011/SH)が6.2%、上海電力(600021/SH)が4.7%、国電電力発展(600795/SH)が2.5%、中国核能電力(601985/SH)が2.1%ずつ上昇した。素材株、医薬品株、ハイテク株、運輸株、娯楽・メディア株なども買われている。 半面、銀行株はさえない。南京銀行(601009/SH)が2.0%、杭州銀行(600926/SH)が1.1%、成都銀行(601838/SH)が1.0%、中国建設銀行(601939/SH)が0.6%ずつ下落した。エネルギー株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.47ポイント(0.87%)高の285.24ポイント、深センB株指数が6.49ポイント(0.56%)高の1162.31ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》