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26日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で反発、中国経済対策に期待感

2022/1/26 16:51 FISCO
*16:51JST 26日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で反発、中国経済対策に期待感 26日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比22.61ポイント(0.66%)高の3455.67ポイント(上海A株指数は0.66%高の3621.42ポイント)と反発した。 中国経済対策の期待感が強まる流れ。中国財政部の許宏才・副部長は25日の記者会見で、2022年も引き続き減税拡大と手数料削減を進めていくなどと述べた。中国人民銀行(中央銀行)による連日の資金供給も改めて材料視されている。また、上海総合指数は前日に急落し、約5カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいたこともあり、値ごろ感も着目された。このところの下落について複数の政府系メディアは、「調整は買いの好機」と平静を保つよう呼びかけている。ただ、上値は限定的。経済成長の鈍化が警戒されている。国際通貨基金(IMF)は25日に発表した最新の世界経済見通し(WEO)で、中国の2022年GDP(国内総生産)成長率予想を4.8%に下方修正した。昨年10月時点の予想値(5.6%)から0.8ポイント引き下げている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、発電・電力設備が高い。大唐国際発電(601991/SH)が3.4%、中節能風力発電(601016/SH)が2.8%、国電南瑞科技(600406/SH)が6.4%、隆基緑能科技(601012/SH)が3.8%ずつ上昇した。風力など再生可能エネルギー発電関連に関しては、政策期待の追い風が拭いている。習近平・国家主席は先ごろ開催の政治局学習会で、カーボンニュートラルの実現に向けて積極的なエネルギー開発を進めなければならないと強調した。 金融株もしっかり。交通銀行(601328/SH)が1.7%高、中国平安保険(601318/SH)が1.2%高、国泰君安証券(601211/SH)が3.7%高で引けた。資源・素材株、半導体株、不動産株、消費関連株、海運株なども買われている。 半面、医薬品株はさえない。薬明康徳(603259/SH)が5.0%安、上海復星医薬集団(600196/SH)が2.3%安、北京同仁堂(600085/SH)が2.0%安で取引を終えた。このほか、空運株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.11ポイント(0.40%)高の280.63ポイント、深センB株指数が2.12ポイント(0.18%)高の1158.38ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》