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29日の中国本土市場概況:上海総合0.04%安で3日続落、旅行関連に売り

2021/11/29 16:52 FISCO
*16:52JST 29日の中国本土市場概況:上海総合0.04%安で3日続落、旅行関連に売り 週明け29日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比1.39ポイント(0.04%)安の3562.70ポイント(上海A株指数は0.04%安の3733.96ポイント)と小幅ながら3日続落した。 世界景気の回復鈍化が警戒される流れ。新型コロナ変異ウイルス(オミクロン)の感染例は、アフリカから英国、ドイツ、香港、オーストラリアなどにも拡大し、一部の国では渡航制限が強化されている。中国でも、北部地域などでウイルス感染が再拡大し、行動制限が強められている状況だ。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。先週からの下げが急ピッチだったこともあり、自律反発狙いの買いなどが相場を下支えしている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、エアラインや代理店など旅行関連の下げが目立つ。上海吉祥航空(603885/SH)が5.4%、中国南方航空(600029/SH)が3.7%、中青旅(チャイナCYTSツアーズ:600138/SH)が3.2%ずつ下落した。 金融株もさえない。杭州銀行(600926/SH)が2.2%安、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.2%安、東方証券(600958/SH)が2.1%安で引けた。資源・素材株、不動産株、酒造株なども売られている。 半面、発電・電力設備株は高い。華能国際電力(600011/SH)が8.9%、華電国際電力(600027/SH)が5.4%、東方電気(600875/SH)が3.9%ずつ上昇した。海運株、医薬品株、自動車株、半導体株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.51ポイント(0.18%)安の280.50ポイント、深センB株指数が6.22ポイント(0.53%)安の1168.39ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》