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11日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で反発、不動産セクター急伸

2021/11/11 16:59 FISCO
*16:59JST 11日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で反発、不動産セクター急伸 11日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比40.32ポイント(1.15%)高の3532.79ポイント(上海A株指数は1.15%高の3702.52ポイント)と反発した。 不動産業界を巡る好材料が投資家心理を上向かせる流れ。デベロッパーを対象とする融資規制「三条紅線」(3本のレッドライン)について、一部の国有企業が当局に緩和を要請した——などと伝わっている。流動性危機に直面する民営デベロッパーからの資産買収に、国有企業が動きやすくなると期待された。また、中国人民銀行(中央銀行)が10日に報告したデータにより、各銀行による個人住宅ローン残高が10月に大幅増加したと判明。これを受け、複数の証券メディアは、「不動産締め付けの動きが緩和されつつある」と報じた。(亜州リサーチ編集部) 不動産株が上げを主導。保利地産(600048/SH)や金地集団(600383/SH)、新城控股集団(601155/SH)などがストップ高で引けた。 金融株も高い。招商銀行(600036/SH)が4.3%、興業銀行(601166/SH)が3.8%、中国平安保険(601318/SH)が4.1%、中国人寿保険(601628/SH)が2.5%ずつ上昇した。資源・素材株、消費関連株、ハイテク株、インフラ関連株、空運株、医薬品株なども買われている。 半面、発電株は安い。華能国際電力(600011/SH)が4.4%、楽山電力(600644/SH)が3.1%、中節能風力発電(601016/SH)が2.4%ずつ下落した。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.59ポイント(1.34%)高の271.89ポイント、深センB株指数が12.86ポイント(1.12%)高の1164.83ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》