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29日の中国本土市場概況:上海総合0.82%高で4日ぶり反発、航空機関連が高い

2021/10/29 17:06 FISCO
*17:06JST 29日の中国本土市場概況:上海総合0.82%高で4日ぶり反発、航空機関連が高い 29日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比28.92ポイント(0.82%)高の3547.34ポイント(上海A株指数は0.82%高の3717.82ポイント)と4日ぶりに反発している。 自律反発狙いの買いが先行。上海総合指数は前日まで3日続落し、足もとでは約2カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。もっとも上値は重い。新型コロナウイルス感染再拡大を背景に、中国経済の回復ペース鈍化が警戒されている。また週末31日に10月の製造業購買担当景気指数(PMI)の発表を控え結果を見極めたいとするムードも漂った(亜州リサーチ編集部)。 セクター別では航空機関連、紡織機械、二輪車、食品飲料が高い。航空宇宙製品メーカーの中航直昇機(600038/SH)が6.1%高、航空機エンジン製造の中国航発動力(600893/SH)が6.0%高、二輪車メーカーの林海(600099/SH)が5.5%高、乳製品メーカーの内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が5.4%高で引けた。プラスチック製品、造船、鉄鋼株なども買われている。 半面、金融セクターはさえない。保険株がほぼ全面安となった。新華生命保険(601336/SH)が6.6%、中国人寿保険(601628/SH)が6.5%、中国太平洋保険(601601/SH)が3.3%ずつ下落。ほか水道・ガス供給、電力株、石炭株も売られた。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が27.78ポイント(1.03%)高の271.50ポイント、深センB株指数が14.54ポイント(1.27%)高の1159.65ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《NH》