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30日の中国本土市場概況:上海総合0.9%高で反発、銀行・保険株は逆行安

2021/9/30 16:56 FISCO
*16:56JST 30日の中国本土市場概況:上海総合0.9%高で反発、銀行・保険株は逆行安 30日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比31.87ポイント(0.90%)高の3568.17ポイント(上海A株指数は0.90%高の3739.57ポイント)と反発した。 自律反発狙いの買いが先行する流れ。昨日のマーケットでは素材株などが急落し、上海総合指数は約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。製造業の先行き不安が漂う中、当局の産業支援に対する期待も高まる。朝方公表された9月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.6に低下し、景況判断の節目となる50を19カ月ぶりに割り込んだ。国慶節の大型連休(10月1日〜7日が休場)を前に上値の重い場面がみられたものの、指数は引けにかけて上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ITハイテク関連の上げが目立つ。IC設計の上海貝嶺(600171/SH)がストップ高、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が4.6%高、情報技術サービスの上海宝信軟件(600845/SH)が2.4%高、半導体材料の有研新材(600206/SH)が1.6%高で引けた。 医薬品株も高い。ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が6.4%、河南太龍薬業(600222/SH)が5.3%、薬明康徳(603259/SH)が1.8%ずつ上昇した。資源・素材株、消費関連株、公益株、不動産株、運輸株、インフラ関連株なども買われている。 半面、銀行・保険株は安い。成都銀行(601838/SH)が4.4%、招商銀行(600036/SH)が2.2%、中国人寿保険(601628/SH)が2.2%、中国平安保険(601318/SH)が1.7%ずつ下落した。 一方、外貨建てB株相場は上海B株指数が3.20ポイント(1.17%)高の275.46ポイント、深センB株指数が8.08ポイント(0.69%)高の1181.47ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》