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18日の中国本土市場概況:上海総合は1.1%高で反発、金融株が上げ主導

2021/8/18 16:49 FISCO
*16:49JST 18日の中国本土市場概況:上海総合は1.1%高で反発、金融株が上げ主導 18日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比38.31ポイント(1.11%)高の3485.29ポイントと反発した(上海A株指数は1.11%高の3652.81ポイント)。 景気テコ入れ期待が強まる流れ。内外で経済回復ペース鈍化が懸念される中、景気腰折れを回避するため、中国当局は金融・財政政策を積極化するとの見方が広がっている。「中国人民銀行は10〜12月にかけて預金準備率を再び引き下げる」との観測も流れた。各分野に対する中国当局の締め付け拡大などを嫌気し朝方は弱含む場面がみられたものの、指数は程なくプラスに転じ、後場から上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部) 金融株が上げを主導した。招商銀行(600036/SH)が7.1%高、興業銀行(601166/SH)が4.4%高、中国人寿保険(601628/SH)が4.6%高、中国平安保険(601318/SH)が3.4%高、東呉証券(601555/SH)がストップ高、中信証券(600030/SH)が5.6%高で引けている。 不動産株もしっかり。格力地産(600185/SH)が2.4%高、新城控股集団(601155/SH)が2.1%高、上海世茂(600823/SH)が1.2%高と値を上げた。インフラ関連株、防衛関連株、運輸株、医薬品株、資源・素材株なども買われている。 半面、消費関連株はさえない。免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が3.8%、ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(601633/SH)が2.2%、白酒最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が0.9%、家電メーカーの海爾智家(600690/SH)が0.8%ずつ下落した。そのほか、半導体株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.55ポイント(0.98%)高の264.23ポイント、深センB株指数が6.02ポイント(0.50%)高の1207.11ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》