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10日の香港市場概況:ハンセン1.2%高で続伸、科技指数は2.5%上昇

2021/8/10 18:18 FISCO
*18:18JST 10日の香港市場概況:ハンセン1.2%高で続伸、科技指数は2.5%上昇 10日の香港市場は、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比322.22ポイント(1.23%)高の26605.62ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が185.21ポイント(1.99%)高の9499.18ポイントとそろって続伸した。売買代金は1607億87100万香港ドルに拡大している(9日は1475億400万香港ドル)。 中国の経済対策が期待される流れ。足もとの経済指標下振れを背景に、中国景気の先行き不安が強まる中、当局は景気腰折れを回避するため、一段の景気テコ入れ策を打ち出すとの見方が広がっている。中国メディアは10日、「今後数四半期内をめどに預金準備率引き下げのほか、利下げの可能性もある」と専門家の話として報じた。新型コロナウイルス感染が中国やアジア周辺国で再拡大していることを不安視した売りがみられたものの、下値は堅く、指数は中盤から再びプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部) 「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ITやハイテクなどで構成されるハンセン科技指数は2.5%高と他の指数をアウトパフォームした。主要な構成銘柄では、美団(メイトゥアン:3690/HK)が8.4%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が5.3%高、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が3.0%高と値を上げている。香港上場のネット株については、本土マネーの流入が加速しているなどと伝えられた。 中国不動産セクターも高い。中国恒大集団(3333/HK)が7.3%、華潤置地(1109/HK)が3.5%、融創中国HD(1918/HK)が2.8%、広州富力地産(2777/HK)が2.5%、中国金茂HD(817/HK)と龍湖集団HD(960/HK)がそろって2.1%ずつ上昇した。 医薬品セクターもしっかり。四環医薬HD集団(460/HK)が3.6%高、緑葉製薬集団(2186/HK)が3.4%高、上海復星医薬集団(2196/HK)と康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)がそろって1.8%高で引けた。 本土市場も続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.01%高の3529.93ポイントで取引を終了した。銀行株が上げを主導する。酒造株、不動産株、保険・証券株、医薬品株、公益株、軍事関連株なども買われた。半面、半導体株は安い。自動車株や非鉄株の一角も売られた。 亜州リサーチ(株) 《NH》