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2日の中国本土市場概況:上海総合2.0%高で反発、インフラ建設関連に買い

2021/8/2 16:47 FISCO
*16:47JST 2日の中国本土市場概況:上海総合2.0%高で反発、インフラ建設関連に買い 週明け2日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比66.93ポイント(1.97%)高の3464.29ポイントと反発した(上海A株指数は1.97%高の3630.92ポイント)。 中国の景気テコ入れ期待が強まる流れ。先週末(7月31日)公表された7月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が50.4となり、昨年2月以来の水準に低迷する中、「当局は経済回復の腰折れを回避するため、経済対策を強化する」との見方が広がった。また、7月30日に開かれた共産党中央政治局会議では、インフラ投資を加速させ、財政政策の効果を高める方針などが確認されている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、建機や建材、ゼネコンなどインフラ建設関連の上げが目立つ。三一重工(600031/SH)がストップ高、安徽海螺セメント(600585/SH)が9.8%高、中国鉄建(601186/SH)が1.8%高で引けた。 消費関連株もしっかり。老舗化粧品メーカーの上海家化聯合(600315/SH)が5.2%高、ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(601633/SH)が4.9%高、白酒最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.5%高、醤油メーカー中国大手の仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.7%高で取引を終えた(長城汽車は上場来高値を更新)。貴州マオタイは7月31日に中間決算を発表。12%増収9%増益を達成している。金融株、不動産株、医薬品株、海運株なども買われた。 半面、半導体株は安い。集積回路(IC)設計の上海貝嶺(Shanghai Belling:600171/SH)が4.5%、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が3.7%、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.0%ずつ下落した。そのほか、石炭・石油株の一角も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.57ポイント(1.40%)高の257.61ポイント、深センB株指数が13.24ポイント(1.11%)高の1207.61ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》