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5日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で反発、金融セクター主導で上昇

2019/12/5 16:59 FISCO
*16:59JST 5日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で反発、金融セクター主導で上昇 5日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比21.35ポイント(0.74%)高の2899.47ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、22.31ポイント(0.74%)高の3038.19ポイントで取引を終えている。 米中通商合意の期待感が再浮上する流れ。通商協議の行方について、米メディアは「米中は第1段階の合意に盛り込む関税の撤回範囲で歩み寄りつつある」と事情に詳しい関係者の話として報じた。また「合意は急がない」と発言していたトランプ米大統領は4日、メルケル独首相と会談した際に、「中国との協議はとても良好に進んでいる」と述べている。 金融株が上げを主導。上海浦東発展銀行(600000/SH)が1.2%高、中国人寿保険(601628/SH)が2.8%高、中信証券(600030/SH)が2.4%高で引けた。ハイテク株も高い。通信機器メーカーの大唐電信(600198/SH)が7.7%、フラッシュメモリなど製造の北京兆易創新科技(603986/SH)が3.7%、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が1.7%ずつ上昇した。北京兆易創新科技は上場来高値を更新している。このほか医薬品株、消費関連株、自動車株、インフラ関連株、素材株なども上げが目立った。 外貨建てB株も値上がり。上海B株指数が4.05ポイント(1.70%)高の241.60ポイント、深センB株指数が5.16ポイント(0.58%)高の894.95ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》