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個人投資家・有限亭玉介:2025年の注目テーマの中から思惑期待の高そうな中小型株を考察【FISCOソーシャルレポーター】

2025/1/12 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:2025年の注目テーマの中から思惑期待の高そうな中小型株を考察【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2025年1月6日12時に執筆 昨年はAIやデータセンターで関連銘柄が沸きました。2025年はどのようなテーマが物色されるのか楽しみですねぇ。やはり目先で手堅いのはAIやデータセンターといった国策銘柄でしょうねぇ。しかし、また今年再び新たなテクノロジーが登場して市場を席巻する可能性もあるかもしれませんな。 改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 2025年の相場全体の影響力を考えるとトランプ大統領の政策かもしれませんが、個別テーマで見れば三大ディープテックである「ペロブスカイト」「核融合」「宇宙開発」しっかり注視しておきたいところです。 ペロブスカイト太陽電池に関しては、昨年8月にパナソニックが2026年に実用化する方針を発表していましたので、三大ディープテックの中では一番早く実用化の目処が立っているかもしれません。 宇宙開発に関しては日本だけでなく世界中で国策として莫大な予算が注ぎ込まれていますので、人工衛星の打ち上げはもちろん、月面資源の活用や軍事関係まで新しいビジネスが今後も拡大していく事になるでしょう。米トランプ大統領の政策だけでなく、イーロン・マスク氏が米国の中枢から世界の宇宙開発の方向性を決定づける可能性もありそうです。 核融合に関しては、実用化まで技術的にも政治的にも時間を要すると予想されております。ただ、実現した時の社会的なインパクトは三大ディープテックの中では群を抜いているでしょうな。実用化へ向けて関連銘柄への物色も入ると思いますので、引き続きチェックしていきたいです。 さて、2025年も個人投資家に人気化しそうな銘柄をピックアップしましたよ。電子部品製造装置を研究開発するサムコ<6387>は、下落基調から底を打ったかのように出来高をともなって反発を確認。パワー半導体・ペロブスカイト太陽電池関連として思惑があり、2025年中に新たな技術革新の報道などもあったら…物色される可能性もありかと見ます。 宇宙・ロボット関連として思惑のあるセック<3741>は、昨年2月にJAXAのH3ロケット打ち上げ成功で御祝儀買いが流入した経緯があります。あれからチャート(日足)は上値が重い展開が続いたものの、直近で量子コンピュータ関連として物色されると下値を切り上げました。業績はしっかり過去最高益を更新する見通しで、配当も年々増配しておりますな。 昨年12月に子会社が航空機エンジン部品の大型受注を獲得したと発表した理経<8226>は、その勢いのまま大納会で年初来高値を更新しましたねぇ。同社は衛星通信技術に定評があり、時価総額100億以下の小型株ながら堅実に黒字着地しておりますよ。 PER・PBRの割安感が目立っている日本ギア工業<6356>は、底値圏からじわじわと下値を切り上げてきました。バルブアクチュエーターに強みを持つ同社は原発向けでも高シェアを有している事から、核融合向けのプラントでも需要があるか…。業績も堅調で2025年もしっかり注視したいです。 建築設備事業を中心に総合エンジニアリングを手掛ける三機工業<1961>は、株主還元にも積極的で投資家からは歓迎されておりますな。チャート(日足)は鮮やかな上昇トレンドを形成しており、2025年も最高値を更新し続けるか監視中。 最後は化学薬品など液体貨物輸送を主力とする日本コンセプト<9386>です。昨年12月5日に配当修正で10円の増配を発表し動意しましたな。大株主の持株比率が同社社長と商船三井<9104>で50%近くを占めており、チャートの底堅さも目立ちますな。チャートは12月の増配発表であけたマドも埋めてきておりますな。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《FA》
関連銘柄 7件
1961 東証プライム
3,020
1/15 15:30
±0(0%)
時価総額 165,076百万円
三井グループの設備工事会社。1925年創立。空気調和設備、防災設備、電気設備等の構築を行う。虎ノ門ヒルズなどで実績。機械システム事業、環境システム事業等も。政策保有株式の縮減進める。コア事業の強化図る。 記:2024/10/06
3741 東証プライム
4,605
1/15 15:30
+5(0.11%)
時価総額 23,578百万円
リアルタイム技術に強みを持つソフトウェア会社。高度交通システム等の社会基盤システム、衛星搭載システム等の宇宙先端システムが主力。社会基盤システムは医療分野など官公庁向け開発が好調続く。企業DX関連も伸長。 記:2024/11/12
6356 東証スタンダード
504
1/15 15:30
-17(-3.26%)
時価総額 7,197百万円
1938年創業の歯車製品メーカー。バルブアクチュエータ、ジャッキなどが主要製品。国内原子力発電所のバルブアクチュエータで高シェア。製品の多くを国内自社工場で生産。海外顧客開拓、新商品開発などに注力。 記:2024/08/09
6387 東証プライム
2,838
1/15 15:30
-77(-2.64%)
時価総額 22,826百万円
電子部品製造装置メーカー。CVD装置、ドライエッチング装置、ドライ洗浄装置等の製造・販売を行う。京都府京都市に本社。プラズマを用いたプロセス技術が強み。海外販売の拡大、成膜装置の販売強化などに注力。 記:2024/10/04
8226 東証スタンダード
326
1/15 15:30
-8(-2.4%)
時価総額 5,058百万円
IT、エレクトロニクス分野で事業展開する技術商社。システムソリューション事業、電子部品及び機器事業が柱。ネットワークソリューションの提供等も行う。Meta Quest3用可変レンズアダプタの販売を開始。 記:2024/08/30
9104 東証プライム
5,291
1/15 15:30
+28(0.53%)
時価総額 1,918,273百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。自動車船などは好調。運行費用増が重し。 記:2024/12/23
9386 東証プライム
1,800
1/15 15:30
-1(-0.06%)
時価総額 24,964百万円
タンクコンテナを利用した液体・ガスの国際複合一貫輸送を展開。各種タンクコンテナのリース、メンテナンス等も手掛ける。化学品メーカーや商社などが顧客。アジア域内中心に輸送需要を取り込む。配当性向35%基準。 記:2024/11/18