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セレンディップ・ホールディングス---1Qは増収・経常利益まで2ケタ増収、3事業いずれも増収を果たす

2024/8/19 17:31 FISCO
*17:31JST セレンディップ・ホールディングス---1Qは増収・経常利益まで2ケタ増収、3事業いずれも増収を果たす セレンディップ・ホールディングス<7318>は7日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.6%増の48.04億円、営業利益が同20.9%増の1.44億円、経常利益が同17.8%増の1.98億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同37.0%減の1.05億円となった。 モノづくり事業の売上高は前年同期比2.4%増の44.40億円、セグメント利益は同17.7%減の1.37億円となった。「オートモーティブサプライヤー(自動車内外装部品製造、自動車精密部品製造)」は、自動車メーカーの国内生産は引き続き高水準で推移しているものの、一部車種の生産・出荷停止の影響を受けた。「FA装置製造」は、主要顧客の設備投資が大幅に回復するまでには至らず、受注確定に遅れが生じている。「試作品製作」は、グループ間シナジーによる販路拡大等により、受注は順調に進捗している。「ビューティーテック」は、2024年3月25日付でレディーバードの全株式を取得し連結子会社化し、当第1四半期連結累計期間においては期首から取り込んでいる。 プロフェッショナル・ソリューション事業の売上高は同38.6%増の4.61億円、セグメント損失は0.08億円(前年同期は0.44億円の損失)となった。「コンサルティング」は、事業承継課題や経営課題を抱える中堅・中小企業が今後益々増加する社会的背景があり、中堅・中小モノづくり企業から事業承継案件、事業再生案件の当社への持ち込みが増加している。また、中堅・中小企業の基幹システムの再構築需要の増加により、ITコンサルティングのニーズが増加していることや、協働ロボット導入コンサルティングの売上計上実施に伴い、同社コンサルティング事業部の売上は前期比86.4%増と伸長し、同セグメントの増収要因となった。一方で、経営課題を抱える中堅・中小企業の課題解決・成長に更に寄与するための積極的な人材採用を継続的に実施している。「エンジニア派遣・受託開発」は、中堅・中小企業の成長を支援するため、経営基盤の強化、エンジニアのリスキリング強化、同セグメントの成長に寄与するため同社コンサルティング事業部との連携による新しいIoTソリューションの開発とDXに注力している。当第1四半期連結累計期間において、セレンディップ・ロボクロスマーケティングの取得費用を当セグメントに計上した。 インベストメント事業の売上高は同74.5%増の0.55億円、セグメント利益は0.14億円(前年同期は0.03億円の損失)となった。従来から、事業承継問題に機動的に対応すべく、案件の発掘・開拓に注力してきた。モノづくり企業を中心とした再生型事業承継支援サービス、フィナンシャル・アドバイザリー等の企業経営サポートを積極的に進めており、特にフィナンシャル・アドバイザリー売上の増加が増収・増益に寄与した。また、2023年2月に組成した「日本ものづくり事業承継基金1号投資事業有限責任組合」からの管理業務に伴う報酬の受取も発生した。 2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.2%増の218.00億円、営業利益が同67.4%増の8.00億円、経常利益が同23.3%増の7.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.2%贈の5.46億円とする期初計画を据え置いている。 《SO》
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製造業・ものづくり企業のM&A、事業承継の支援等を行う。プロ経営者やエンジニア派遣等も。三井屋工業、佐藤工業、天竜精機などを傘下に持つ。27.3期売上高500億円目標。M&A規模の大型化などに取り組む。 記:2024/07/07