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ナガイレーベ Research Memo(6):2024年8月期第3四半期の営業利益は前年同期比11.5%減

2024/8/1 14:26 FISCO
*14:26JST ナガイレーベ Research Memo(6):2024年8月期第3四半期の営業利益は前年同期比11.5%減 ■業績動向 1. 2024年8月期第3四半期の業績概要 ナガイレーベン<7447>の2024年8月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比4.1%減の12,646百万円、営業利益が同11.5%減の3,132百万円、経常利益が同11.6%減の3,182百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同11.5%減の2,195百万円となった。ほぼ第2四半期決算発表時点で発表した下方修正に沿った結果となった。 医療機関では診療報酬は一定である一方で、インフレなどによる物価上昇のため依然として厳しい経営環境が続いている。このため同社製品を含む消耗品などの購入について先送りが見られた。加えて、前年同期の売上高は製品値上げ前の駆け込み需要で通常より高かったこともあり、売上高は前年同期比4.1%の減収となった。 また依然として円安傾向が続いており、売上総利益率は製品価格の改定や海外生産比率の上昇などにより43.2%となった。前年同期の43.8%から0.6ポイント低下したが、おおむね計画どおりの結果となった。販管費は前年同期比4.2%増と予算内に収まったものの、営業利益は減収により減益となり、ほぼ計画どおりの着地となった。 コア市場の売上高は、前年同期比5.2%減の9,251百万円となった。主力のへルスケアウェアは、前期からの期ずれ案件は着実にキャッチアップしたものの、医療機関の厳しい市場環境により商品選定や価格交渉に時間を要し、更新案件に月ずれが発生したことなどから結果として減収となった。アイテム別では、ヘルスケアウェアが同5.2%減の6,974百万円、ドクターウェアが同5.0%減の1,888百万円、ユーティリティウェア・他が同6.8%減の388百万円となった。 周辺市場では、主要顧客であるリネンサプライヤーが原価上昇対策として資材購入を抑制したことなどから売上高は前年同期比1.5%減の3,236百万円となった。アイテム別では、注力している患者ウェアが同2.7%減の2,045百万円となったが、手術ウェアは同0.6%増の1,190百万円となった。 海外市場は、金額は少ないものの、前年同期比12.4%増の158百万円となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《AS》
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