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昭栄薬品 Research Memo(2):1937年に化学品卸売事業でスタート

2024/7/3 12:22 FISCO
*12:22JST 昭栄薬品 Research Memo(2):1937年に化学品卸売事業でスタート ■会社概要 1. 沿革 昭栄薬品<3537>の歴史は古く、1937年に化学品卸売業を目的に「鐵野商店」として創業した。当初は無機化学薬品などの取り扱いからスタートし、1951年4月に花王石鹸(株)(現 花王<4452>)の脂肪酸及び脂肪酸誘導体の販売を開始して、オレオケミカルの専門商社としての第1歩を踏み出した。 1960年3月に組織を株式会社へ改組し、商号も現社名へと変更した。同6月には子会社化した新日本油化(株)を鐵野油化(株)へと改称し、脂肪酸・脂肪酸エステル、界面活性剤等の化学品の生産を開始した。 土木建設資材事業に参入したのは1965年4月で、関連資材の開発・販売に注力したほか、1987年には家庭用洗剤を商品化し、日用品事業を開始した。ここで現在の3事業セグメント(化学品事業、日用品事業、土木建設資材事業)体制の基礎が完成した。 海外展開については、1993年に東南アジアへの輸出拡大を目的にシンガポール支店を開設したのが始まりである。その後、2005年に昭栄祥(上海)貿易有限公司(議決権比率100%)を、2009年にSHOEI-TDC (THAILAND) CO., LTD.(現 SHOEI TRADING (THAILAND) CO., LTD.)(当時は議決権比率49%。2012年に完全子会社化)をそれぞれ設立した。 生産を担っていた大阪工場(鐵野油化が経営合理化の一環で2008年に同社本体に吸収され、大阪工場とされる)は老朽化が進行していたため、同社は2013年から順次生産を縮小し、2014年いっぱいで大阪工場を閉鎖しすべての生産活動から撤退した(その後大阪工場敷地を売却)。 今日では、オレオケミカルチェーンに特化した専門商社として、化学品事業、日用品事業、土木建設資材事業の3つの事業を展開している。 株式については、2016年3月に東京証券取引所(以下、東証)JASDAQスタンダードに上場し、2022年4月の東証市場再編に伴い、スタンダード市場へ移行した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《SO》
関連銘柄 2件
3537 東証スタンダード
1,436
11/22 15:30
+59(4.28%)
時価総額 5,139百万円
オレオケミカル、界面活性剤の専門商社。天然油脂由来の化学品「オレオケミカル」を中心に、家庭用洗剤や地盤改良材等を扱う。配当性向25%以上目標。化学品事業では既存得意先への拡販、新興国化学品の販売拡大図る。 記:2024/06/07
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(0.16%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11