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兵機海運 Research Memo(10):バランスの良い事業ポートフォリオと機動的な営業で今後も成長が続く見通し
2024/6/24 15:30
FISCO
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*15:30JST 兵機海運 Research Memo(10):バランスの良い事業ポートフォリオと機動的な営業で今後も成長が続く見通し ■今後の見通し 2. 中長期の成長戦略 兵機海運<
9362
>は、強みであるバランスの良い事業ポートフォリオと機動的な全方位営業により、今後も堅実に推移していくと、弊社は見ている。なかでも以下の4つの取り組みは、中長期の成長戦略として有望と考える。 (1) 鉄鋼材海陸一貫輸送のスペシャリストとしての取り組み 同社は鋼材船オペレーターとしての豊富な経験と実績により、国内大手鉄鋼メーカーより高い信頼を得ている。独立系海運会社としての機動性を生かし、集荷・配船・船積・納入までワンストップで物流サービスを提供し、顧客との関係を強化する。 (2) 船員確保・次世代育成への取り組み 同社は2013年4月に事業パートナーである船主と共同で、七洋船舶管理(株)を設立した。内航船員の高齢化・担い手不足といった問題に向き合い、船員の確保・育成に積極的に取り組んでいる。新人船員の早期育成を目的とする船員育成船への投資や女性船員の育成に注力し、将来の海運業界を担う人材を輩出していく考えである。 (3) 共存共栄エコシステムの形成に向けた取り組み 同社は、船主オーナーの経営サポートから船員確保・船体管理まで、船主オーナーをはじめとするすべての事業パートナー(荷役業務、陸上輸送)がともに発展し成長する共存共栄エコシステムの形成を目指す。 (4) 高付加価値貨物の取り扱い拡大に向けた取り組み 港運・倉庫事業においては、一般貨物に加え、危険品等の高付加価値貨物の取り扱いによって差別化を図り、収益性の高いビジネスモデルの確立に取り組む。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎) 《SI》
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9362 東証スタンダード
兵機海運
3,375
11/22 15:30
+10(0.3%)
時価総額 4,131百万円
神戸港、大阪港、姫路港で港湾運送事業を手掛ける独立系海運会社。内航海運は鋼材が主要貨物。外航海運、倉庫、国際複合輸送等も。大和工業などが主要取引先。配当性向30%以上目安。港運事業は貨物の集荷営業を強化。 記:2024/08/22
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