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アンジェス---1Q大幅な増収、OMNIヌクレアーゼの非独占的使用権の契約一時金を研究開発事業収益として計上

2024/5/13 16:12 FISCO
*16:12JST アンジェス---1Q大幅な増収、OMNIヌクレアーゼの非独占的使用権の契約一時金を研究開発事業収益として計上 アンジェス<4563>は10日、2024年12月期第1四半期(24年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比584.0%増の1.13億円、営業損失が24.76億円(前年同期は30.36億円の損失)、経常損失が15.27億円(同28.97億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が18.24億円(同29.11億円の損失)となった。 当第1四半期の事業収益は前年同期比で大幅な増収となった。HGF遺伝子治療用製品コラテジェンの条件及び期限付製造販売の承認を取得し、販売している。当第1四半期は、複数診療科で重症下肢虚血の治療を行っている専門医のいる病院のみでの使用となっていることから、製品売上高は0.03億円(前年同期比0.03億円の増加)となっている。一方、アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(以下、ACRL)は、一般社団法人希少疾患の医療と研究を推進する会が展開する拡大新生児スクリーニングである「オプショナルスクリーニング」を受託し、前年同期比で受託数が順調に増加していることから、手数料収入として0.35億円(同0.18億円の増加)を計上した。さらに、連結子会社のEmendoBio Inc.(以下、Emendo社)が開発したゲノム編集のためのOMNIヌクレアーゼの非独占的使用権について、スウェーデンのAnocca ABとライセンス契約を締結し、契約一時金を研究開発事業収益として0.74億円計上した。当第1四半期における事業費用は前年同期比15.2%減の25.90億円となった。売上原価は同66.8%増の0.41億円となった。コラテジェンの製品売上原価は、前年同期において使用期限切れによる廃棄が見込まれる製品の評価損0.03億円を計上していたため、同22.5%減の0.02億円となっている。ACRLのオプショナルスクリーニング検査にかかる原価は、同81.0%増の0.39億円となっている。研究開発費は同38.5%減の9.71億円となった。主にEmendo社において、材料の購入減により研究用材料費が2.58億円、人員の減少により給料手当が1.32億円、製造関連費用等の減少により外注費が0.99億円減少している。販売費及び一般管理費は同8.9%増の15.76億円となった。Emendo社の事業再編に伴う弁護士等専門家及びコンサルタントへの報酬が増加したため、支払手数料が前年同期より1.17億円増加している。為替の円安に伴い、Emendo社買収に伴うのれん償却額が前年同期より0.88億円増加している。 2024年12月期通期については、売上高が前期比292.2%増の6.00億円、営業損失が84.50億円、経常損失が84.50億円、親会社株主に帰属する当期純損失は86.50億円とする3月14日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。 《HH》
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大阪大学発の研究開発型バイオベンチャー。遺伝子医薬、DNAワクチンの研究開発などを行う。開発パイプラインにHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」など。早老症治療薬「ゾキンヴィ」を24年5月に発売。 記:2024/08/06