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アイリック Research Memo(9):2024年6月期の通期大幅増収増益予想を据え置き、さらに上振れの可能性

2024/3/29 12:29 FISCO
*12:29JST アイリック Research Memo(9):2024年6月期の通期大幅増収増益予想を据え置き、さらに上振れの可能性 ■今後の見通し 1. 2024年6月期通期の業績見通し アイリックコーポレーション<7325>の2024年6月期通期の連結業績予想は期初計画を据え置いて、売上高が前期比25.3%増の7,524百万円、営業利益が同97.8%増の371百万円、経常利益が同94.0%増の377百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同845.1%増の151百万円と、大幅増収増益の見通しである。売上面は各セグメントとも伸長し、第2四半期より新規連結したLAも寄与する。利益面は人財及びマーケティング投資により費用が増加するが増収効果で吸収する見込みだ。前期計上した貸倒引当金繰入額や投資有価証券評価損が剥落することも寄与する。 上期の進捗率は売上高が47.5%、営業利益が54.8%、経常利益が54.8%、親会社株主に帰属する当期純利益が73.0%だった。期初時点の計画では、下期に向けてストック収益が積み上がるため、上期は営業損失だが下期に大幅な黒字の想定としていた。しかし上期は計画以上の大幅増収増益で着地し、各利益の進捗率も高水準だった。さらに、積極的なプロモーションの効果で「保険クリニック」の集客数が増加基調となっていること、AS部門とシステム事業のストック収益が順調に拡大していることなどを勘案すれば、通期会社予想も上振れの可能性が高いだろうと弊社では考えている。 2. セグメント別計画と重点施策 セグメント別売上高※の計画は、保険販売事業が前期比35.5%増の4,277百万円(直営店部門が同17.2%増の3,001百万円、法人営業部門・RM部門が同19.9%減の476百万円、LAが800百万円)、ソリューション事業が同6.6%増の1,967百万円(AS部門が同9.6%増の1,184百万円、FC部門が同2.4%増の783百万円)、システム事業が同27.6%増の1,280百万円としている。 ※セグメント別売上高については決算説明資料の管理会計ベースで表示しているため、制度会計ベースの決算短信・有価証券報告書の数値と異なる。 保険販売事業では、効率的投資(マス広告からWEB広告への施策転換、即戦力となる経験者人材の採用)や、既存顧客に対するコンタクトセンターからのアフターフォローコールなどにより、「保険クリニック」の集客数増加と売上拡大を推進する。なお全国の店舗網を6エリアから11エリアに細分化して細やかにサポートできる体制も構築した。法人営業部門・RM部門は前期の大型案件の反動で減収見込みだが、コンサルティングサービスを積極的に展開する。新規連結したLAでは訪問販売チャネルの強化や店舗生産性の向上を図る。 ソリューション事業のAS部門では、大手保険会社・大手地銀などの大型案件の獲得、企業代理店の職域向け保険ロボアドバイザーなど新ソリューションの拡販、アライアンス強化によるOEMサービスの提供、新規ソリューション(クリエイトフォーム、法人証券分析、募集人向けプラットフォームなど)の開発・拡販、CS(カスタマーサクセス)機能の強化による継続率の改善などを推し進める。FC部門では、効率的なプロモーション実施によるFC店への送客の増加、新規FC加盟店のリクルート活動の強化、出店候補地獲得の強化、店舗運営指導の強化などに取り組む。 システム事業では、システム投資や組織体制強化を継続するとともに、「スマートOCR」や「DenHo」の売上拡大、新サービスの立ち上げなどを推進する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《HH》
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「保険クリニック」を運営。保険各社の商品を分析・比較できる保険IQシステムで成長。ソフトウェアの受託開発も展開。最短5秒で複数保険プランを試算する保険ロボアドバイザーを投入。中間期売上高は過去最高を更新。 記:2024/03/23