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アイリック Research Memo(3):保険販売事業、ソリューション事業、システム事業を展開

2024/3/29 12:23 FISCO
*12:23JST アイリック Research Memo(3):保険販売事業、ソリューション事業、システム事業を展開 ■アイリックコーポレーション<7325>の事業概要 1. セグメント区分 セグメントは保険販売事業、ソリューション事業及びシステム事業に区分されている。保険販売事業は、「保険IQシステム」を活用した日本初の来店型保険ショップ「保険クリニック」の直営店運営及び法人営業を展開している。ソリューション事業は、保険代理店・銀行・保険会社向け「ASシステム」シリーズや「AS-BOX」の開発・販売(AS部門)、及び「保険クリニック」のFC事業(FC部門)を展開している。システム事業は、インフォディオが「スマートOCR」の開発・販売などを展開している。 「保険クリニック」は「保険IQシステム」を活用して最良の顧客サービスを提供している。「保険IQシステム」とは、生命保険の保障内容などを図示したシートにまとめることで、保険商品の検索・絞り込み・比較を可能にした自社開発のシステムである。「カンタンすぎる」「わかりやすすぎる」保険選びを追求している。スタッフの提案力、取扱商品の充実度、契約手続き、アフターフォローなどで高い評価を得ており、「保険IQシステム」を活用した同社の強み・競合優位性を示している。 なお「保険クリニック」は2023年1月に、福利厚生サービス大手の「Perk」(運営元:ウォンテッドリー<3991>)、「WELBOX」(同:(株)イーウェル)、「福利厚生倶楽部」(同:(株)リロクラブ)、「ライフサポートクラブ」(同:リソルライフサポート(株))との提携を開始した。以前より提携中の「ベネフィット・ステーション」(同:ベネフィット・ワン<2412>)と合わせて、延べ約2,790万人以上に特典付きで「保険クリニック」を利用できる仕組みを整えている。また(一社)生命保険協会が2022年4月より開始した「業務品質評価運営」において、「乗合代理店業務品質調査」の基本項目をすべて達成する代理店として2023年2月に認定された。 保険販売事業は「保険クリニック」直営店運営と法人営業 2. 保険販売事業 保険販売事業は「保険クリニック」直営店部門と法人営業部門・RM部門で構成されている。収益の柱はいずれも、代理店業務委託契約を締結している保険会社の保険商品販売に伴って、当該保険会社から得られる「保険手数料」収入である。「保険IQシステム」を活用した独自のサービスで、高い契約継続率と高い顧客満足度を獲得している。法人営業部門は法人及び富裕層をサポートすべく、保険の有効活用に関する提案や保険販売等を行う訪問型営業を展開している。2023年10月には、新潟県を中心に13店舗の保険ショップと全国12支社の訪問販売型チャネルを有する子会社のLAが加わった。 なお2022年 6月に、未来創造弁護士法人と「保険クリニック」契約者向け無料法律相談サービス「ミラリーガル」を、及びmederi(株)とオンラインピル診療サービス「mederi Pill」を「保険クリニック」の生活応援アプリ会員限定で提供するサービスをそれぞれ開始した。2024年1月には(株)MFSと提携し、同年2月より「保険クリニック」直営店において住宅ローン比較サービス「モゲチェック」のサービス案内を開始した。 ソリューション事業はAS部門とFC部門 3. ソリューション事業 ソリューション事業は、保険分析・販売支援プラットフォーマーとして「ASシリーズ」を開発・販売するAS部門と、「保険クリニック」をFC展開するFC部門で構成されている。 AS部門は、保険代理店・銀行・保険会社等に対して「ASシステム」「AS-BOX」を提供している。「ASシステム」は生命保険の現状把握・検索提案システムで、「保険IQシステム」を汎用化したシステムである。「AS-BOX」は保険申込ナビゲーションシステムで、「保険IQシステム」または「ASシステム」の機能のうち既契約の証券分析機能が搭載されていない簡易版システムである。なお2023年5月には「AS-BOX」が、(株)hokanが提供する保険代理店向け顧客・契約管理クラウドサービス「hokan」とAPI連携を開始した。2024年3月には「ASシステム」のオプションとして「法人証券分析機能」の提供を開始した。 収益は、「ASシリーズ」導入ID数に基づいたシステム利用料(初期登録料、サブスクリプション方式の月額利用料)、保険販売コンサルティング売上、金融機関向け「スマートOCR」売上、その他ソリューション売上などである。 金融機関等における各種システムの導入は拡大基調である。2023年以降の導入事例としては、同年1月にゼクシィ保険ショップが「AS-BOX」を導入した。同年4月には第一生命保険(株)へ生命保険証券分析機能のOEM提供を開始した。2024年1月には同社、(株)ドコモ・インシュアランス(旧 (株)エヌ・ティ・ティ・イフ)、ジェイアイ傷害火災保険(株)の3社共同開発で「スマートOCR」を活用した「IF-InsurTech(R)火災保険AIスキャンサービス」が、ドコモ・インシュアランスの「火災保険詳細見積もり」へ導入された。同年2月には「保険IQシステム」「ASシステム」「AS-BOX」においてエヌエヌ生命保険(株)とAPI連携を開始した。 銀行における2023年以降の導入事例としては、2023年4月に阿波銀行<8388>、同年6月に滋賀銀行<8366>、同年7月に四国銀行<8387>、フィデアホールディングス<8713>傘下の(株)荘内銀行及び(株)北都銀行、同年10月に西日本フィナンシャルホールディングス<7189>、(株)西日本シティ銀行、富山銀行<8365>、ひろぎんホールディングス<7337>の(株)広島銀行、あいちフィナンシャルグループ<7389>の(株)愛知銀行、スルガ銀行<8358>がそれぞれ「ASシステム」を導入し、銀行での導入は39行となった。また2024年2月には、難しい保険を簡単に教えてくれる保険ロボアドバイザー「SMARTロボアドLITE」を、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>傘下の3銀行((株)福岡銀行、(株)熊本銀行、(株)十八親和銀行)へOEM提供した。 FC部門は、全国の「保険クリニック」FC店に対して「保険IQシステム」を提供している。さらに教育・研修、情報提供、店舗運営ノウハウ、プロモーション等のサポートを行い、直営店と同等のサービスを展開している。収益はシステムやサポート利用に対する初期登録料・基本料金、ロイヤリティ、共同募集に伴う保険手数料、その他サービスに伴う売上等である。2022年4月には、丸紅<8002>の子会社で携帯電話販売代理店(ショップ運営)大手のMXモバイリング(株)が「保険クリニック」コトエ流山おおたかの森店をオープンした。今後も店舗拡大を視野に入れた協業を推進する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《HH》
関連銘柄 14件
2412 東証プライム
2,165
4/26 15:00
-0.5(-0.02%)
時価総額 344,649百万円
福利厚生代行サービスが柱。健診・保健指導代行や購買・清算代行も。会員数は961万人。ヘルスケアサービスの拡大図る。取引増で、24.3期3Qはヘルスケア(健診・指導等)が堅調。第一生命HDがTOB実施。 記:2024/03/04
3991 東証グロース
1,230
4/26 15:00
+18(1.49%)
時価総額 11,556百万円
ビジネスSNSプラットフォーム「ウォンテッドリー」を運営。企業向けサブスク型採用サービスの利用料収入が収益源。登録企業ユーザー数は4万社。ストック収益は横ばい。営業費用は減少。24.8期1Qは増益。 記:2024/01/28
1,977
4/26 15:00
+37(1.91%)
時価総額 299,707百万円
西日本シティ銀行、長崎銀行、西日本シティTT証券、九州債権回収等を傘下に収める金融持株会社。総資産は14兆873億円。預金・譲渡性預金は増加。資金運用収益、役務取引等収益は堅調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/26
730
4/26 15:00
-3(-0.41%)
時価総額 6,357百万円
「保険クリニック」を運営。保険各社の商品を分析・比較できる保険IQシステムで成長。ソフトウェアの受託開発も展開。最短5秒で複数保険プランを試算する保険ロボアドバイザーを投入。中間期売上高は過去最高を更新。 記:2024/03/23
1,117.5
4/26 15:00
+18.5(1.68%)
時価総額 349,075百万円
中国地方で最大の地銀。広島を中心とした地元4県を営業エリアに、金融サービスを提供。連結自己資本比率は11.05%。有価証券利息配当金、役務取引等収益は増加。営業経費は減少。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/02/22
3,015
4/26 15:00
-105(-3.37%)
時価総額 148,021百万円
金融持株会社。愛知銀行と中京銀行の経営統合により設立。銀行業務に加え、リースやカード、ファンド運営等を手掛ける。貸出金利息や有価証券利息配当金は増加。24.3期3Qは2桁増収。通期利益予想を上方修正。 記:2024/04/16
8002 東証プライム
2,706
4/26 15:00
+35.5(1.33%)
時価総額 4,649,482百万円
大手総合商社。穀物と発電に強みを持つ。ライフスタイルや情報・物流、アグリに加え、化学品や金属、エナジー、資源開発、航空、船舶、金融等の事業を展開する。今期3Q累計はアグリや化学品、原料炭が足踏みとなった。 記:2024/03/31
4,185
4/26 15:00
+60(1.45%)
時価総額 799,913百万円
金融グループ会社。傘下に福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、福岡中央銀行を持つ。銀行業務を中心に、証券や保証、リース等の金融サービスを提供する。ネット銀行も展開。今期3Q累計は資金運用収益が増加した。 記:2024/03/01
8358 東証プライム
969
4/26 15:00
+34(3.64%)
時価総額 224,943百万円
静岡県東部地盤の地銀。神奈川県にも多くの店舗を有す。投資用不動産ローンや住宅ローンに強み。クレディセゾンと資本業務提携。貸出金は減少。資金運用収益、その他経常収益は足踏み。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/08
8365 東証スタンダード
1,823
4/26 15:00
-73(-3.85%)
時価総額 9,924百万円
富山県が地盤の地方銀行。預金や貸出、為替等の銀行業務に加え、リースや保証サービス等の金融サービスを提供する。金沢でも事業展開する。今期3Q累計は有価証券売却益が足踏みとなった一方、経常費用は減少した。 記:2024/03/11
8366 東証プライム
4,100
4/26 15:00
+55(1.36%)
時価総額 217,669百万円
滋賀県地盤の地銀準大手。県内の貸出金シェア、預金シェアは4割超。株主還元率は40%目安。連結自己資本比率は16.03%。有価証券利息配当金、役務取引等収益は増加。経常費用は減少。24.3期3Qは2桁増益。 記:2024/02/22
8387 東証プライム
1,141
4/26 15:00
+6(0.53%)
時価総額 48,949百万円
高知県が地盤の地銀。銀行業に加え、リースや信用保証、システム開発等も行う。高知県中心に、中国と四国で店舗網を展開。国債等債券売却損などは減少。24.3期3Q累計は2桁最終増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/22
8388 東証プライム
2,678
4/26 15:00
+65(2.49%)
時価総額 115,797百万円
徳島県地盤の地銀。県内シェアは預金、貸出金ともに首位。野村HDと証券分野で提携。総資産は3兆9288億円。事業性貸出金、個人ローンは増加。国債等債券売却損の減少等により、24.3期3Qは2桁増益。 記:2024/01/27
1,535
4/26 15:00
-5(-0.32%)
時価総額 27,848百万円
秋田の北都銀行と山形の荘内銀行が経営統合して発足。秋田県と山形県が主な営業エリア。投資信託や生命保険など預かり資産残高は増加。有価証券利息配当金、その他業務収益は足踏み。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/02/22