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カンロ Research Memo(1):2023年12月期の業績は、売上・利益とも過去最高に

2024/3/22 14:11 FISCO
*14:11JST カンロ Research Memo(1):2023年12月期の業績は、売上・利益とも過去最高に ■要約 カンロ<2216>は、伝統ある菓子製造販売企業であり、三菱商事<8058>を筆頭株主とする。同社は、ハードキャンディとグミの分野で国内トップクラスのシェアを有しており、今後も主力ブランドを中心に、日本国内のキャンディ市場でのポジションを強化する方針である。加えて、グミ市場の急速な成長を背景に、グミを事業成長のための主要なドライバーと位置付け、顧客起点を強化し『ブランド基軸経営』を実現することでシェア拡大を図るとともに、2月から実施する価格改定、10月からの松本工場グミ生産能力増強などにより増収を目指す。 1. 2023年12月期の業績概要 2023年12月期の業績は、売上高が29,015百万円(前期比15.5%増)、営業利益が3,388百万円(同75.3%増)、経常利益が3,432百万円(同71.5%増)、当期純利益は2,462百万円(同82.9%増)となり、過去最高の売上高・利益を達成した。 2. 2024年12月期の業績見通し 2024年12月期通期の業績予想は売上高が30,300百万円(前期比4.4%増)、営業利益が3,450百万円(同1.8%増)、経常利益が3,470百万円(同1.1%増)、当期純利益は2,500百万円(同1.5%増)と、前期に続き増収増益を見込んでいる。 3. 成長戦略 同社は、長期ビジョンである「Kanro Vision 2030」実現に向けて、3ヶ年計画である「中期経営計画2024」の2年目として「価値創造」「ESG経営」「事業領域の拡大」の3つの重点戦略を着実に推進している。「中期経営計画2024」の目標KPIである売上高年平均成長率5%以上増、営業利益率7.0%、ROIC7.5%以上に対し、2024年12月期の業績予想は、売上高年平均成長率12.0%増、営業利益率11.4%、ROIC16.2%と目標を上回る成長を予想している。2023年12月期の1株当たり配当金は、10月修正予想の42.0円から、さらに16円増額の58.0円で着地した。2024年12月期の剰余金の配当については、配当性向を中期経営計画のコミットメントどおり40.1%へ引き上げ、2023年12月期配当額より1株当たり14.0円増額し、年間72.0円(うち中間配当30.0円)を予定している。 ■Key Points ・2023年12月期も好調に推移。売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の4項目とも過去最高を上回る ・2024年12月期は、3年間の売上高年平均成長率は12.0%増、営業利益率11.4%、ROIC16.2%を予想 ・2024年12月期の剰余金の配当については、2023年12月期配当額より1株当たり14.0円増額し、年間72.0円(うち中間配当30.0円)、配当性向40.1% (執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞) 《SI》
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時価総額 49,241百万円
老舗菓子メーカー。1912年創業。国内飴市場でトップシェア。グミ市場でシェア2位。カンロ飴、金のミルク、ピュレグミなどが主力ブランド。ピュレグミはテレビCM効果などで売上順調。グミの生産体制強化を図る。 記:2024/10/20
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大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07