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昭和産業 Research Memo(3):中期経営計画23-25の進捗状況

2024/3/22 14:53 FISCO
*14:53JST 昭和産業 Research Memo(3):中期経営計画23-25の進捗状況 ■昭和産業<2004>のトピック 2023年4月より新中計「中期経営計画23-25」をスタートしているが、現在の進捗状況について触れておく。「基盤事業の強化」の分野については順調に進んでいる。その1つのテーマである「穀物ソリューションの進化」では、営業体制を見直して各営業担当者が複数の商材を扱うワンストップ型の営業手法に切り替える施策を展開中であるが、これまでと比較して顧客への提案の幅が広がっている。これにより顧客に対して様々なアプローチが可能になり、顧客の課題に寄り添った提案で新たなビジネスに結び付くといった成功例が増えている状況である。また「グループ連携による事業拡大と収益力強化」のテーマでは、前述の「焼成パン」の例のほか、グループ会社間の協業による事業の構造改革に着手している。具体的には商品アイテム数の集約によるコストダウンの実現や、製造時の廃棄物削減によるフードロス対策、顧客の売り場の需要の変化に応じた商品開発等を手掛けているところだ。また製油カテゴリでは前述の辻製油との資本業務提携に基づく協業もこのテーマに基づく施策の一環である。糖質のカテゴリでは同社とグループ会社の敷島スターチ及びサンエイ糖化との事業構造改革も同様である。 一方で今後の課題とされる分野は「事業領域の拡大」である。この分野では「新たな事業展開による海外事業の拡大」や「輸出事業の強化」「冷凍食品事業の拡大」等が具体的なテーマとなるが、今期は中計初年度ということもあり、事業の成果が見えるまでにはまだ時間がかかりそうだ。同社としては、当期における好調な業績は、主に原材料コストやエネルギーコストを販売価格に適正に反映できていることでもたらされているもので、今後は事業計画に沿った事業領域の拡大をしっかり達成して、業績向上につなげたいとしている。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《SO》
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小麦粉や植物油、コーンスターチなど食品事業が主力。昭和天ぷら粉など定番商品多数。飼料事業、植物工場なども。食品事業は堅調。価格改定効果も。植物由来タンパク質で新ブランド投入、シート状食品を外食向けに販売。 記:2024/09/27