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ユミルリンク Research Memo(7):2024年12月期も過去最高業績の更新を目指す
2024/3/18 13:07
FISCO
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*13:07JST ユミルリンク Research Memo(7):2024年12月期も過去最高業績の更新を目指す ■ユミルリンク<
4372
>の今後の見通し 2024年12月期の業績は、売上高で前期比11.0%増の2,570百万円(うちストック売上が同11.3%増の2,508百万円、スポット売上が同0.7%増の61百万円)、営業利益で同3.0%増の610百万円、経常利益で同3.0%増の610百万円、当期純利益で同2,7%増の420百万円と売上高は10期連続、営業利益は6期連続の過去最高業績の更新を見込んでいる。インターネット、SNS、スマートフォンなどの普及によりデジタルマーケティング市場のさらなる拡大が見込まれるなど、外部環境の見通しは引き続き良好である。そうしたなかで、メール市場・SMS市場でのシェア拡大に引き続き注力する。特に、人材不足に起因したDXの推進やGmailのポリシー変更などが業績拡大に向けた追い風になることが見込まれ、トップラインの伸びは前期を上回る想定だ。利益面に関しては、競争優位をさらに高めるための設備投資や体制強化を目的とした積極的な人材採用などの影響を見込んでいる。ただ収益性の高いサブスクリプションサービスの売上を積み上げることにより増益を確保する見通しである。 メール送信サービスの「Cuenote(R) FC」に関しては、期末MRRで前期末比9.9%増の187百万円、通期ストック売上で前期比11.5%増の2,157百万円を見込んでいる。オンラインシフトやアフターコロナ、DXの推進など引き続き良好な事業環境が見込まれるなか、エンタープライズ顧客の新規獲得を基本戦略として事業を行っていく。加えて、同社サービスの販売代理店であるビジネスパートナーの新規獲得と深耕によって、販路の拡大にも注力する方針だ。ビジネスパートナーの拡大と深耕に関しては既に、2023年12月期下期より取り組んできており、2024年12月期から本格的な業績への貢献が期待されている。また、従来はSMSのみへの対応だった自治体向けサービス(LGWAN)をメールへと展開することも検討しており、「Cuenote(R) FC」の業績拡大に寄与することが期待される。その他、前述のとおり、Gmailのポリシー変更もプラス要因だ。これに合わせて、2024年2月にはメールリレーサービス「Cuenote(R) SR-S」の初期費用無料キャンペーンを実施している。 「Cuenote(R) SMS」に関しては、期末MRRで前期末比5.6%増の26百万円、通期ストック売上高で前期比11.2%増の293百万円を見込んでいる。競争激化による単価の減少などは一定程度見られるものの、SMSの有用性に対する理解が広がり顧客業務に浸透するなど、外部環境の見通しは明るい。そうしたなか、シェアの拡大に向けて新規顧客の獲得を推進する方針である。特に、中堅・中小規模の企業の獲得に注力する方針を掲げており、これらの企業をターゲットにしたサービスプランを新たに開発していく。 また同社は、Webプッシュ機能の新規リリースを計画している。同社サービスが対応するメッセージングチャネルを順次拡充し、訴求力を高める戦略だ。Webプッシュ機能により、メールやSMSへの反応履歴に応じたブラウザ通知などを実現できるようになる。これにより顧客は、通知の開封率やサイトへの誘導率を高めることができる格好だ。 2023年12月期に同社売上の86.0%を占めたメール送信サービス市場の2021~2026年度のCAGRが8.0%と高い成長が見込まれていること、同期間のSMS送信サービス市場のCAGRも14.8%と急伸が見込まれていること、デジタルマーケティングの拡大に伴い顧客が保有するメールアドレス数が増え、大規模・高速配信に対する需要拡大が引き続き見込まれることなどを踏まえると、2024年12月期においても業績は好調に推移すると弊社は見ている。また、前期に発生した特定顧客の特需剥落の影響も既に解消していることから業績予想達成の確度も高いと弊社は見ている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎) 《HH》
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ユミルリンク
1,340
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 5,217百万円
マーケティング活動などを支援するプラットフォーム「Cuenote」を展開。メール配信システム「Cuenote FC」が主力。阪急阪神HD傘下。メール配信の売上伸長。解約率も低位。人件費増などこなす。 記:2024/08/12
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