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1stコーポ Research Memo(4):自社新ブランドの分譲マンション「CANVAS」第1号案件の販売は堅調

2024/2/28 13:34 FISCO
*13:34JST 1stコーポ Research Memo(4):自社新ブランドの分譲マンション「CANVAS」第1号案件の販売は堅調 ■会社概要 3.「ウェルビーイングシティ構想」に基づく分譲マンション自社ブランド「CANVAS」 2022年5月期第2四半期に、ファーストコーポレーション<1430>は新たに「ウェルビーイングシティ構想」というブランドコンセプトを掲げ、分譲マンション自社ブランド「CANVAS」を立ち上げた。「マンションという「住まい」を提供するだけでなく、住まう人々の豊かな暮らしを実現するための様々なサービスを提供し続けることで、持続的かつ多面的に満たされる暮らしを提供し、持続可能な社会の構築に貢献する」というミッションの下、東京都八王子市に第1号案件となる「CANVAS南大沢」を建設した。既に分譲を行っており、販売は堅調に推移している。分譲が堅調ななか、将来的には都心部での同コンセプトの展開も検討している。CANVASは長期的視野に立ったブランドであり、中長期的に同社の業績に貢献していくと期待される。 同マンションでは、「住・食・働・学・遊・健・看」をキーワードに、単身世帯、家族層から高齢者まで多様な年齢層やライフスタイルの消費者をターゲットに、毎日の生活の質を高めるサービスを提供している。例えば「働」というキーワードにおいては、「リモートワークのNEXTを見据えた、誰でも働ける仮想空間でのワーキング」というコンセプトの下、Wi-Fi環境を完備したリモートワークスペースを設けている。また、「看」というキーワードでは、人生の最後を自宅で迎えることができるよう地域医療機関と連携し介護を提供する、「かかりつけ介護」などのサービスを提供している。上記に挙げた例は、ほんの一例であり、今後も居住者の様々なニーズを的確に吸い上げ、外部機関と連携しながら多様なサービスを提供し、生活の質を高めていく計画である。 従来、高齢者のみを対象にしたシニア向けマンションは存在したが、全世代を対象にしたマンションというものは前例がない。医療技術の進歩によって健康寿命が伸びるなかで人生の最後は自宅で迎えたいというニーズを抱える人、多様な働き方を実現したいと考える単身世帯、若い家族世帯など、様々なニーズが存在する現在において、外部の機関と連携しニーズを満たす多様なサービスを提供していく全世代型のマンションは、今後のマンション形態のメインストリームになる可能性が十分にあると弊社は考えている。 同社は、「ウェルビーイングシティ構想」をまずは分譲マンションブランド「CANVAS」から始め、将来的には街全体の開発という面に広げたい考えだ。 「ウェルビーイングシティ構想」に対する注目度は高く、コロナ禍に直面した多くの人が「本当の幸福(ウェルビーイング)とは何か」を模索し始めている今だからこそ刺さるブランドコンセプトであり、今後、同社の売上に貢献していくと弊社は考える。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎) 《HH》
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分譲マンション特化型の建設会社。首都圏が主要事業エリア。用地を仕入れて事業主に提案する造注方式に強み。不動産の売買・仲介、マンション管理運営等も。建設事業は受注順調。中計では27.5期売上400億円目標。 記:2024/10/22