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戸田工業---3Q減収なるも、電子素材事業では、磁石材料・誘電体材料ともに需要回復の傾向

2024/2/13 16:42 FISCO
*16:42JST 戸田工業---3Q減収なるも、電子素材事業では、磁石材料・誘電体材料ともに需要回復の傾向 戸田工業<4100>は9日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比28.7%減の196.13億円、営業利益が同80.8%減の2.31億円、経常利益が同53.1%減の12.88億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同43.5%減の15.13億円となった。 機能性顔料事業においては、複写機・プリンター向け材料、触媒向け材料の売上は市場における需要の回復が遅れた影響を受けた。また、戸田聯合実業(浙江)有限公司の出資持分を譲渡し、売上高は前年同期を下回った。 電子素材事業においては、磁石材料、誘電体材料ともに下期より徐々に需要回復の傾向にある。特に、世界最高レベルの磁気特性を持つ希土類ボンド磁石材料の売上は、主に自動車用途として前期より伸長した。しかし両材料に加え、電池関連材料の製造を営んでいる同社の連結子会社においても、上期における市場回復の遅れ等に伴う在庫調整の影響を受けたことにより、売上高は前年同期を下回った。 利益面においては、売上高の減少に加え、原材料及びエネルギー価格が前期よりも高水準で推移し、営業利益は前年同期を下回った。営業外収支においては、為替が円安に振れたこと等の利益を押し上げる要因はあったものの、営業利益の減少及び持分法適用関連会社の収益減少により経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期を下回った。 2024年3月期通期について、売上高は前期比24.1%減の265.00億円、営業利益は同85.4%減の2.00億円、経常利益は同61.2%減の13.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同78.6%減の7.00億円とする11月10日に修正した連結業績予想を据え置いている。 《SI》
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1823年創業の化学素材メーカー。広島市に本社。フェライトコンパウンド・フェライト材料等の電子素材が主力。磁性粉末材料等の機能性顔料も。27.3期営業利益率5%目指す。選択と集中の加速による事業成長図る。 記:2024/10/09