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ファインデクス Research Memo(9):中期経営計画「Vision for 2025」

2024/1/15 14:49 FISCO
*14:49JST ファインデクス Research Memo(9):中期経営計画「Vision for 2025」 ■成長戦略 1. 中期経営計画「Vision for 2025」 ファインデックス<3649>は、企業理念である「価値ある技術創造で社会を豊かにする」の実現に向けた成長戦略として、中期経営計画「Vision for 2025」(2021年12月期〜2025年12月期)を策定した。最終年度2025年12月期の経営目標数値(2023年2月13日付で修正値を公表)として売上高6,330百万円(医療ビジネス5,320百万円、公共ビジネス330百万円、ヘルステックビジネス680百万円)、経常利益2,100百万円、経常利益率33.2%、1株当たり配当金18.0円、配当性向31.2%を掲げている。 基本戦略としては、(1)経営資源の集中(成長を支え続けられる医療システムビジネスの再構築、M&Aによる事業規模拡大、パートナーセールス部門の強化)、(2)高度な研究開発の促進(研究開発型企業としてのアイデンティティ再定義、内部教育体制の充実・経営層も含めた流動的な人材配置、優秀な人材の確保と育成)、(3)サステナブルな社会形成への貢献(気候変動を巡る国際的なイニシアティブへの賛同と対応、医療格差の是正や人々のウェルビーイング向上への寄与、ガバナンスの充実とダイバーシティ&インクルージョンの推進)を掲げている。なおM&Aについては、潤沢な現金及び預金の活用に向けてM&Aセクションを設置し、積極的に取り組む方針である。 医療ビジネスは、大規模病院を中心に1,900件(2022年12月時点)を超える既存顧客へのクロスセルの徹底、パッケージ製品の代理店販売拡大によるさらなる高利益率化、医療DXを支える自社開発の次世代インフラ機能のマーケットへの浸透などを事業戦略として推進する。パートナーセールス部門の強化については、2025年までに大規模医療機関のシステム導入の20%を代理店に移管する方針である。 公共ビジネスは、公文書管理・電子決裁システム「DocuMaker Office」をコア商材として、マーケットサイズの大きい独立行政法人、公社・公益法人、大規模自治体への拡販を推進する。2025年12月期における累計導入件数の計画は57件(2022年12月期時点は25件)としている。 ヘルステックビジネスは、国内では医療機器ディーラーへ視線分析型視野計「GAP」の技術的説明が可能な人材を育成・配置し、コンサルティングセールス体制を確立する。海外ではEU、インド、ASEAN地域、米国の各リージョンでの販売体制を整備して「GAP」の拡販を推進する。2025年12月期の出荷台数計画は800台(2022年12月期は21台)としている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SI》
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医療従事者が診療業務で使用するシステムの開発・販売を行う。国立大学の7割超が同社の医療システムを利用。視線分析型視野計などのヘルステックビジネス等も。医療システムの総利用ユーザー数は2000施設を突破。 記:2024/07/01