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デイトナ Research Memo(5):小型二輪新車販売台数、運転免許交付件数は前年比で減少に転じる

2023/10/11 15:25 FISCO
*15:25JST デイトナ Research Memo(5):小型二輪新車販売台数、運転免許交付件数は前年比で減少に転じる ■デイトナ<7228>の事業環境 二輪車業界では、二輪車が公共交通機関に代わる移動手段として注目を集め、免許取得者の増加とともに、軽二輪車、小型二輪車クラスを中心に車両販売も好調に推移してきた。実際、(一社)全国軽自動車協会連合会が発表した2022年の小型二輪新車販売台数は前年比1.2倍の100,889台と、1998年以来の10万台超となった。また、警察庁が公表している「運転免許統計」によると、2021年の大型二輪車の運転免許証交付件数(併記のみ)は93,262件と、4年連続増加し、2007年(91,512件)以来の9万件を突破した。同様に、普通二輪車の運転免許証交付件数(併記のみ)も191,606件と、前年比17.6%増となっている。しかし、2022年においては、大型・普通二輪車の運転免許証交付件数は前年比でそれぞれ3.5%、3.4%減少に転じた。同じく、小型二輪新車販売台数も2022年下期から減少に転じ、2023年1~8月累計で前年同期比9.2%減少となっており、これまでの追い風が落ち着きをみせるなか環境の変化が見られる。 環境の変化はあるものの、コロナ禍において免許取得者や車両販売台数は増加し、ライダーの裾野は確実に広がった。長年エンジンをかけていなかったバイクに再び乗ろうとするリターンライダーも増加した。また、「3密」を回避できるアウトドアレジャーとしても需要が高まった。コロナ禍によって特需が発生した側面はあるものの、生涯楽しめるレジャーとして、またライフギアとして定着する公算は高いと思われる。 ライダーの年齢層も拡大しているようで、ダートフリークが展開するインターネットサイトの主要顧客層は、これまでの50代だけでなく、20代の割合も増えている。また、ユーザーの一部は、部品の調達先やメンテナンス先として、用品店やインターネット通販を通じた購買や、動画サイトを参考にした自らの手によるメンテナンスなど、販売店を経由しない新たな購買行動を選択している。これに対し同社では、YouTubeでの情報発信によってファンへ訴求している。2012年3月より公式チャンネル「デイトナチャンネル_DAYTONA Channel」でパーツの紹介や取り付け方の動画を配信しているほか、2020年11月より「デイトナ! ライド ア バイク!! DAYTONA RIDE A BIKE」でバイク初心者にも分かりやすい情報を発信している。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《SO》
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バイク用品の卸売大手。軽二輪や小型二輪向けのヘルメットやウェア、カスタム部品を展開。国内拠点卸売事業を主力に、アジア拠点卸売事業、小売事業なども。国内拠点卸売事業は復調傾向。アジア拠点卸売事業も拡大。 記:2024/07/03