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丸運 Research Memo(3):石油輸送に強みがある老舗の総合物流会社(2)

2023/10/2 14:23 FISCO
*14:23JST 丸運 Research Memo(3):石油輸送に強みがある老舗の総合物流会社(2) ■会社概要等 (6) 保税倉庫 東京税関管内・横浜税関管内に、外国貨物の保管場所として保税蔵置場の許可を受けている。丸運<9067>は数多くの外国貨物の取扱実績があり、首都圏の主要な物流センターに保税蔵置場を設置することで、顧客の物流をトータルサポートしている。なお、東京税関管内に東雲物流センター、羽田京浜物流センター、新座流通センター、国際貨物成田物流センター、新潟物流センターの保税倉庫を、横浜税関管内に日立中央物流センター、川崎ケミカルセンターの保税倉庫を、大阪税関管内に堺物流センターを有する。 (7) 移転・引越し(法人向け) オフィスはもちろん、店舗・工場・学校・病院等特殊なケースまで、豊富なノウハウにより最適プランで安全かつ迅速に作業を行う。会社内の組織改変等による事業所内のレイアウト変更にも数多くの実績がある。 (8) 流通加工 顧客の流通加工スタイルに合わせた物流を構築しており、デリケートな商品においても、5温度帯(常温・定温・冷蔵・ 氷温・冷凍)物流による細やかな品質管理で対応している。原材料や商品の調達、リコール品・廃棄品・リサイクル品における回収までのSCM(サプライチェーン・マネジメント)全体で運用し、ネット通販、食品、アパレル品、化学製品、薬品等、取扱品目は幅広い。 (9) 国際物流 同社は国際貨物輸送のエキスパートとして豊富な実績を有する。独自のノウハウと海外のグループ会社や大手代理店によるネットワークで最適な物流を提案する。国際物流は、CS(カスタマーサービス)業務、通関業務、運送業務、倉庫業務、船積業務、海外業務に分かれ、なかでも海外業務においては海外での物流事情に精通し、その国で最適な運送を行う。また、海外ネットワークを活用した三国間物流等、グローバルな対応も行っている。今後は、国内の貨物輸送と一体となり国内外の一貫物流を提案していくことで、事業の拡大が期待できる分野でもある。 (10) 航空利用輸送 1969年12月に国内利用航空運送事業免許を取得し、この分野では50年以上の実績とノウハウがある。小口から大口貨物まで対応可能で、ここでも全国に広がるネットワークが生かされている。 (11) 石油・高圧ガス輸送 ENEOS系の企業として高度な技術とノウハウを有し、石油製品の輸送から保管まで一貫して手掛ける。ガソリン、灯油、軽油、重油等の石油製品以外にも高圧ガス(LPG)等を、専用車両で輸送している。また、全国の油槽所及びガスターミナルの管理業務や支援業務を請け負い、トータル物流に応える体制を有している。 (12) 潤滑油・化成品物流 石油製品と同様、高度なノウハウがなければ対応できない業務であるが、同社は「安全輸送・輸送品質」を確保しながら物流効率化を実現してきた。タンクローリー輸送に限らず、ISOタンクコンテナ・20フィートコンテナ等のドレージ、トラック輸送、鉄道輸送、コンテナ船輸送等の幅広い輸送形態を保有し、それらを組み合わせた複合輸送も行っている。 (13) 危険物倉庫 危険物は法令により保管や取り扱いに関して厳しい規定があり、これも専門知識がなければ対応できない。神奈川県川崎市に位置する川崎ケミカルセンターは、危険物高層自動ラック倉庫、平屋倉庫を有する最新鋭の倉庫で、物流情報のIT化による正確な在庫管理、迅速な入出庫作業で顧客から高い評価を受けている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也) 《SO》
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時価総額 8,110百万円
ENEOSHD系列の物流会社。石油製品の輸送に強み。24.3期3Q累計は輸送数量が足踏み。だが運賃改定が進展。コスト削減も効き増益に。通期でも利益反発の見込み。配当性向の目安を50%以上に変更。増配予定。 記:2024/02/07