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今週のマーケット展望「日経平均予想は33400~34000円」マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)

2023/6/19 10:22 FISCO
*10:22JST 今週のマーケット展望「日経平均予想は33400~34000円」マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ) 皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。 バブル後の高値を更新しつづけている日経平均ですが、週明けの今朝も買いが先行してスタート。ただ、週明けの米国市場が祝日のため、海外勢のフローが限られるなか、寄り付き後は早い段階でマイナスに転じています。 さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、6月19日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。 まず広木さんは、今週の見通しについて『主要な経済指標の発表もなく、先週に日米欧中央銀行の金融政策決定会合という大きなイベントを通過、日本の衆院解散見送りという材料まで出たあとだけに、さすがに手がかり難で動きにくい』として、『普通に考えれば上げ相場も一服となり、動きが止まれば利益確定売りに押されて反落と考えるのが筋だろう』と言及しています。 しかしながら、『押し目らしい押し目はないのではないか』と広木さんはいいます。 その理由としては、まず『海外投資家の買いが本格化してきている。東京証券取引所が先週15日に発表した6月第1週の投資部門別売買動向によると、海外勢は11週連続の買い越しとなった。買越額は9854億円と4月第2週以来の高水準となり、非常に腰の入った買いである』とのことです。 そして、『こうなると売り方はたまらない。売りに回っている個人投資家の損失覚悟の手仕舞いが出れば、「踏み上げ相場」となって一段高 - と、まではいかなくても、深押しが入りにくい状況であるのは確かだろう』と、流れを予測しています。 そんな中、今週の数少ないイベントのひとつが『パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言だ』として、『21日に下院金融委員会、22日には上院銀行委での証言が予定されているが、FOMC直後であり、パウエル議長の発言に新味は乏しく、相場を動かすまでには至らないと思う』と分析しています。 もうひとつの材料は、『22日の英国・金融政策委員会と同日のスイス中央銀行の政策金利発表だ』とのこと。 これらについては、『英国では賃上げの加速による物価上昇圧力が根強く、イングランド銀行の5回連続利上げが見込まれている。 また、ECBによる追加利上げを受けてユーロに連動するスイスフランは底堅い動きを維持している。スイス中央銀行も22日に追加利上げを行うと予想されている』として、『そうなると、円はますます対欧州通貨で売られ、円安が加速するだろう。これも日本株の支援材料となる』と考察しています。 最後に、『結局、今週の日本株相場は高値圏でのもみ合いとなりそうだ』として、日経平均の今週の予想レンジは『3万3400円~3万4000円』としています。 参考にしてみてくださいね。 山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。 フィスコマーケットレポーター 山崎みほ 《CS》